9月号 『こだわりの集団、それがゴツプロ!』

【こだわりの集団、それがゴツプロ!】

みなさん、こんにちは。
秋の風が吹き始め、朝夕は肌寒くなってきた今日この頃如何お過ごしですか?
自分的には一年で一番好きな季節、それが『秋』。
生まれ月ってのもあるんですが、なんか秋っていいんです。
夕暮れ時とかちょっと切なくなる。あの瞬間がたまらく好きなんです。
芸術の秋、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、そして…観劇の秋。
今月も自分(泉知束)と44北川が出演しました牧羊犬「ガラスの怪物」、そして渡邊聡が出演した鯛プロジェクト「十字架は眩しく笑う」、
中下元貴が出演しました演劇集団イヌッコロ 「いえないアメイジングファミリー」。
様々な劇場でゴツプロ!メンバーが出演した今月、たくさんのお客様にご来場頂き誠にありがとうございました!!
ゴツプロ!とはまた違った一面をお見せできたのではないかと思います。

 

そんでもって、ま、ね、本番もあったわけでね…
月刊ゴツプロ!遅くなりましてすいません。
危うく今月号を飛ばすとこでした(汗)
芝居の時にお客様から「月刊ゴツプロ!楽しみにしています。」って言われて気づきました。
もう、とうに一ヶ月経っていたのですね。恐ろしや恐ろしや。
てなわけで、9月もあと数日、ギリギリにお送りする今月の月刊ゴツプロ!

 

タイトルのこだわり!!

 

先月号にも実は書いているのですが、僕ら結構こだわってるなって思いましてね。
先月号から行くと、こだわりその①公演は1月。(その年一番初めに見る舞台はゴツプロ!であって欲しいから!)。
こだわりその②年明け一発目の稽古は初詣から。(しっかりと氏神様に参って、公演の成功を祈念する)。
こんなことを先月号で書かせてもらいました。

 

そして、そして、今日は…
僕らがめちゃくちゃこだわってる一つ。
それは、チラシです!!
今月のはじめ、来年の第三回公演「三の糸」のチラシ撮影に行ってきたのですが、これまたすごいのができまして。
いやー早くみなさまにお披露目したい。
マジでかっこいいです(笑)
そのチラシを見つつ、前二作のチラシを眺めていると…どれもこれも素晴らしい。
そうなんです。我々、めちゃくちゃチラシに拘っているのです!!!

 

やっぱりチラシって劇団だったり、カンパニーだったり、作品の顔じゃないですか!
なんで、まずはチラシでお客様の興味を引けるかって重要だと思うんです。
ですから、かなり高い確率でチラシは芝居の面白さと比例する!
言い切ります。
もちろん例外もありますが、想いのあるモノには全てにおいて想いが宿る。
その先陣を切るのがチラシだと思っています。

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旗揚げ公演「最高のおもてなし!」
第一回目の記念すべき公演。
現代と過去が交錯する物語。

 

あ、その前にですね。
チラシって公演の大分前に作りますから、台本もできてないことがほとんどなんです。
なんで、このチラシも漠然としてストーリーしかないときの、いわばイメージカット。
でも、見てください!!
すでに劇中で存在感を大いに発揮した振り子時計があるんです。
この時計を中心に現代っぽい格好をした男たちと過去っぽい格好をした男たちが佇む。
しかも、場所は海。
実際の公演を見られた方はお気づきだと思いますが、現代人と過去人がまだこの時は決定していないので本編とは丸っきり違うのです。
こんな見方をしていくと、今後新しい楽しみができるかもですよ。
因みにこちらのチラシは千葉の九十九里浜で撮影しました。
こんなに格好つけてる我々ですが、このあと波に襲われます(汗)
海を背にしていたから、まるっきり波はノーマークだったのです。
必死に時計だけは守りましたが、僕らはずぶ濡れ(泣)
一張羅の革靴も塩水だらけとなりました。
ま、これもまた良き想い出に…

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そして第二回公演の「キャバレーの男たち」
これも、キャバレーで働く男。一人の女に右往左往する男たち。
みたいな感じのイメージだったんです。
表面の構図は大体決まってまして、女性の足の間から男たちが女性を眺めている。
これまた本編を見られた方はお分かりだと思いますが、この足の女性が言うまでもなく姫子さんなんです。

 

このチラシも撮影場所には拘りました。
赤の絨毯、昭和のキャバレー、裏面のカーテンなどなど…
こちらは鶯谷にある『東京キネマ倶楽部』さんをお借りしての撮影でした。
そしてそして、こちらのお美しい女性の足。
誰だかわかりますか?
実はこちら、演出の山野海さんなんです。
慣れないピンヒールを履いて頂き(本人曰く、この靴じゃ一歩も歩けないそう(笑))、
めっちゃ短いスカートを着て(ゴツメンバーに、「ちょっと気をつけて、パンツ見えそうだから。」)と、罵られながら(笑)体を張って頂きました。

 

あ、これってオフレコかな。
ま、いっか(笑)
裏話描いてこその月刊ゴツプロ!ですからね。

 

我々のチラシは毎回同じスタッフさんで作られています。
カメラマンはマッハことMASA HAMANOI氏、そしてデザインは柏浩樹氏&平山智佳氏。
この方々無くして僕らの素敵なチラシは絶対にできません。
感謝感謝です!!

 

そんな第二回公演『キャバレーの男たち』のチラシは、なんと、玄光社さんから発売されている「心にササるチラシデザイン」に掲載されたのです。
これはすごい快挙!!
ここでも言いますよーー!!!
僕らゴツプロ!乗ってるんです(笑)

 

チラシとか大事にしてない団体だったら、
デザイナーがまさかのノーセンスだったら、
海さんの足が綺麗じゃなかったら、
お祭りムードに乗れないメンバーがいたら、

 

もしかしたら雑誌に載るようなチラシではなく、だっさいチラシになっていたかも知れない?!

 

そんなゴツプロ!の拘りのチラシ。
いよいよ、3回目。毎度毎度クオリティが上がり、どんどんプレッシャーになってますが、今回もやりますよ。
今回の撮影地は長野県にある蓼科、白駒池。

 

幻想的な、まさにジブリ作品に出てきそうな場所にて、神がかりな天気のもとやりあげてきましたよ。
夜中、てっぺん(0時)を回っての出発、4時間近くかけて車移動。
持ち物…三味線、ヘッドライト、防寒着。
真っ暗な山道をヘッドライト点けて、三味線担いで登りました。
その先に出てきた美しい景色。

 

あー、早く見せたい。とっても見せたい。
もう少しだけ待ってくださいね。

 

とにかく、僕らゴツプロ!が拘り抜いた今作「三の糸」のチラシ!乞うご期待です。

 

ほぼ完徹で撮影したチラシ、おじさんたちのいぶし銀な疲れ顔にも注目です(笑)

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。