8月号 『52PROJECT本格始動!』

【9月2日追記】
下記の内容を書き上げたのが8月26日。
この時点までなんとしてもやり遂げるつもりでした。
ですので、この8月号も一度アップしたのですが、内容が誤解を招く恐れがあったので、一旦取り下げました。
そして8月29日、稽古開始前日の午後、我々は話し合い、悩んだ末に「中止」の判断を致しました。
進むも勇気。止めるも勇気。我々は勇気を持って止める決断をしました。
楽しみに待ってくださっていたお客様、集まって頂いたキャスト、スタッフの皆様、そして劇場さん、応援頂いた全ての皆様、本当に申し訳ありません。
新宿シアタートップスのオープニングシリーズで光栄にも上演させて頂く誉。
素敵なキャストさんたちと新たなゴツプロ!の一歩を踏み出す高揚感にワクワクしていました。
しかしながら、日々変わってゆく状況。
コロナの感染拡大、病院の逼迫、新たな変異株…周りから聞こえてくる陽性者のリアルな声。
少し前の状況とはまるで変わってしまいました。
僕らは第一にお客様の、そしてキャスト、スタッフの安心、安全を最優先に考え、中止という苦渋の決断を致しました。

もちろん悔しいです。
台本もあと少しで脱稿でした。新たな物語が生まれようとしていました。
そこに色がつき、音がつき、素敵なパフォーマンスになるはずでした。
悔しいです。

しかしながら、僕らが悩み抜いて出した答えをご理解頂けましたら幸いです。
この「中止」も必ず糧にし、パワーアップしてリベンジしてやります。
みなさん、待っていてください。

下記文章は、僕の8月26日の嘘偽りのない想いです。
ですから8月号として改めて公開させてもらいます。

引き続きゴツプロ!の応援をよろしくお願いいたします。

2021年9月2日  泉知束

【52PROJECT本格始動!】

みなさんこんにちは。
一ヶ月はあっという間。今月も月末、そして「月刊ゴツプロ!」でございます。
このまま秋に突入かと思った矢先、真夏が帰ってきた。
体が悲鳴をあげております(汗)
オリンピックも終わり、甲子園も後半戦、そしてパラリンピックのスタート。
そんな中、緊急事態宣言とまん防の地域拡大と延長。なんとも相反することが起こっておる昨今。
皆さまお元気にお過ごしですか?
コロナ感染者が増え続け、明らかにまわりでも感染したという声を多く聞くようになってきました。
危機感が日々強くなっていますね。
演劇界でも、中止や延期などが相次ぎ、無事に稽古を終えて、幕が上がり、終演まで行えることが奇跡のようになっています。
国の方針や宣言にも一喜一憂。
できるのか?
どれくらいお客様を動員できるのか?
などなど、毎日の発表にドキドキの毎日です。

ただ、僕らにはこれしかなく、この場所を作り、信じ、大事に丁寧に今できることをやるしかないのです。

ゴツプロ!の新しい挑戦。
52PROJECTがいよいよ本格始動です。

ついにお披露目されましたビジュアル!
いかがですか?

今回も拘り抜いたチラシの完成です。
ワタクシ泉知束が脚本、演出を担当させてもらいますので、こちらのビジュアルも作風をイメージしてデザイン案を出して、カメラマン、デザイナー、プロデューサー、広報、メンバーと意見を重ね、何度も修正が入り、ようやく辿り着いたこちらのビジュアル。
めっちゃ気に入ってます(笑)
今回、自分としてはこれまでのゴツプロ!のイメージになかったもの。
そして、ポップさを最大限に表現しました。
いやー、いいですね。
主宰 塚原大助がメガネを…しかもビジネススーツに髪の毛おろしてる(笑)
かっこいい浜谷さんが、この笑顔にこのエプロン。
そして、佐藤正和さんがアロハシャツ。(あ、これはまあ普通か(笑))
でも、これまでにないこのアットホーム感。
これぞまさに狙い通り。
脇に立つ、客演の岩田さんと里内伽奈ちゃんも意味深ですね。
いやー面白そうだ!!!

はい。
その作品は絶賛執筆中。
あわわわ…
8月30日から稽古開始。あわわわ…
間に合うのか?!
俺、できるのか?!
頑張る。頑張れ!俺。

毎度毎度ね、執筆すると忘れていた感覚が蘇る。
本を書くってこんなに大変だったっけ?
毎回思うけど、毎回答えは一緒。大変なの(汗)
まさに生みの苦しみ。
ゼロからイチの作業。
いろんな作家さんに聞きたい!!!
どうやって書いてます?(笑)
あー、文才が欲しい。飛び抜けた発想力が欲しい。
ドラえもんいたら、なんか道具貸して欲しい。
寝て起きたら脱稿してないかな?!
こんなことばかり考え、妄想して、ネットサーフィンをする毎日(汗)
それでも、そんな奇跡は訪れず、時間だけが過ぎてゆく。
先月今頃の自分計画ではすでに脱稿して、そこからブラッシュアップ作業に入り、なんなら夏休みも返上で頑張ったご褒美にどこかにリフレッシュでも行こうかな?
なんて思っておりましたが…そんなうまくいくわけありません。
机に10時間座っていても一行も書けない日を繰り返し、それでも座り続け、少し閃いたと数行書いてはまた筆が止まり(泣)
起きて、読み返しては「これ本当に面白いのか?リアリティある?」なんて気になり始めたら、また書けなくなり。
夜中に目が覚めると、急に不安になり筋書きを考え眠れなくなる。

でもね、この【生みの苦しみ】があるから、生まれた作品はとっても可愛く、大事で、尊いものになるのだ。
簡単に書いたら(書けないけど)葛藤せず書いたら、それなりに書いたら、そこまでの愛着は持てないはず。

だから考える。想像を膨らます。
自分の生い立ちを振り返る。自分にしか書けないモノ、自分にしか描けないモノ。を見つける。
うーん。
時間が追いかけてくる。

いよいよ稽古開始が迫っている。
不安とプレッシャーも当然ある。
新宿シアタートップスという大看板が聳え立つ。
くそー、いろいろ痺れるぜ。
なんだか今日はめっちゃスムーズに【月刊ゴツプロ!】書けている(笑)
これくらい脚本も書ければいいのに(汗)

ビジュアル撮影楽しかったな。
元来自分は創作することが好きなはず。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

ゴツメンバーの新しい顔が見えたり…

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
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7月号 『ゴツプロ!の新しき挑戦』

【ゴツプロ!の新しき挑戦】

みなさんこんにちは。
毎日暑いですね。
熱中症とか大丈夫ですか?お元気にお過ごしですか?
『夏』がきましたね!
梅雨明けから、夏ってこんなにわかりやすかったですかね?(笑)
びっくりするくらい空も違えば、一気に気温も上がって(汗)
日々汗びっしょり。
そんな中オリンピックも開幕!
賛否あるオリンピックではありますが、やはりアスリートの皆さんが一生懸命に競技されている姿は応援したくなるし、感動や勇気をもらえますよね。
特に日本の選手の方々がインタビューで「こんな情勢の中でもオリンピックを開催して頂いて心より感謝します。」と、仰ってます。
そりゃそうですよね!
だって、このオリンピックに全てをかけて練習して、色んなものを我慢して、犠牲にしてやってきたんですもんね。
周りは簡単に中止や延期と言えるけど、当事者からしたら、おいおい!待ってくれよ!って思いますよね。
だからこそ、この世界の状況に悔しさもあるし、もっと気持ちよく開催し、もっと大手を振って応援できたらなと心底思います。
僕らも二年前から準備してきて公演が中止になり、絶望的な気持ちになりましたから。
色々とやり場のない想いはありますね。
コロナ感染者数がまだまだ増加していて、油断できない時期が続きますが、なんとかオリンピックはじめ、パラリンピック、甲子園など無事に開催できることを祈るばかりです。
そして、このコロナの増加もなんとか落ち着いて欲しい!

願うばかりです。

さて、前置きが長くなりましたが、今月も色々とありました。
まず7月1日はWOWOWさんにて、「阿波の音」「狭間の轍」を放送して頂きました。

(2019年 第4回公演『阿波の音』)

(2020年 第五回公演『狭間の轍』)

いやー感慨深かったです。
まさかテレビで放送してもらえるなんて。
たくさんの反響も頂き嬉しかったです。
WOWOWさんありがとうございました。

そして翌二日は、ドラマ版『向こうの果て』最終回の放送。

これまたご視聴ありがとうございました。
先月号で書きましたが、主宰 塚原大助の覚悟の芝居!見て頂けましたか?
唯一登場してなかった渡邊聡も大事な場面で登場しておりました。
個人的には最終回、大助と浜谷さんと自分の若かりし頃の回想シーン。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

三人が唯一笑い合った場面です(笑)
最終回もなかなか重めの作りでしたが、このシーンは少しばかりの救いでした。

たくさんの想いが詰まった『向こうの果て』。
自分事で言うと、劇中踊っていた「手踊り」(青森では有名な踊りで、昔から津軽民謡、津軽三味線とこの手踊りは三位一体だそうです。)のお稽古に明け暮れた日々でした。

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1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
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また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
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6月号 『コロナも二年目の夏。』

【コロナも二年目の夏。】

みなさんこんにちは。
お元気にお過ごしですか?
なんだか天気もスッキリしない日が続きますね。
さすがは梅雨(泣)
そして、マスク。息苦しい(汗)
ついにコロナ二年目の夏に突入ですね。
オリンピックも間近に迫っていますが、なんだか手放しに喜べない昨今。
嬉しいニュースを喜べないってやっぱり不自然な気がします。
そもそも世の中が一変して不自然になったのだから仕方ないと言えば仕方ないのですが…

【向こうの果て】公演から間も無く二ヶ月。
最近、舞台もだんだんと普段通りに戻ってきて、観劇の機会も増えてきました。
見ていて思うのは、やっぱり舞台はお客様あってなんぼ。
演者と客席とが一体となって作るグルーブ感は特別だし、最高ですね。
カーテンコールでのお客様の拍手と、演者の清々しい顔。
舞台の醍醐味です。

今月は浜谷康幸出演!
Nana Produce【続・まるは食堂】

さらには、佐藤正和主宰公演。
青春の会 第一回公演【熱海殺人事件】

と、ゴツメンバーが出演する舞台が二本ありました。
ご来場頂いたお客様、そして配信で見てくれたみなさま本当にありがとうございました。

このコロナ禍の中、劇場に観劇に行くのも勇気だと思います。
そんな中でも劇場まで足を運んでくださるみなさまには感謝しかありません。

浜谷康幸、佐藤正和…ふたりのエネルギーがバンバン出ている作品でした。
奇しくも【向こうの果て】で、悔しさを舐めた僕らです。
この時期にお客様を入れて舞台に立てることが当たり前ではないことを痛いほどわかってます。
だからこそ、その尊い時間に全身全霊を込める。
それがあのエネルギーに繋がったのだと思います。

最近よくお芝居を見ています。
そんな中で感じること。
芝居って、やはり人間のエネルギーを見て、感じているんだってこと。
映像では感じられない生のエネルギーと熱。
これは何物にも代えがたい、代えられない舞台ならではのモノ。
舞台は舞台らしくあるべきだと。
浜谷さんが出演した【まるは食堂】も冒頭から舞台ならではの演出と役者の熱。
そして、佐藤正和氏出演のつかこうへい作品【熱海殺人事件】。
この作品は本来ならば昨年上演するはずだった作品です。
コロナで一度延期になった作品を同じキャストにて今年リベンジし、見事大成功で幕をおろしました。
しかもこちらの作品は正和氏が役者をやりたいと思った思い出の一本だったそうです。
いやー、色っぽかったな。
初めてみる顔だったな。
舞台見ていてちょっと嫉妬しました(笑)
そして、つか作品の持つパワーと、つかさんが書く圧倒的なセリフの力!
まざまざと見せつけられました。
何十年経っても未だ再演が続くつか作品の魅力を堪能しました。
シンプルだけど、パワーがあって、色気があって、バカバカしくて、泣けてくる。
はっきりいって、【昭和】以外の何物でもないけど、心地よかった。
これを若い人はどう見るのかな?

若い人といえば…
今月からいよいよ本格始動!ゴツプロ!演劇部。

僕らの仲間となった総勢12名。
なんといっても僕らも初めてのことなので、全てが手探り状態。
お芝居の技術向上、舞台を作る過程、必要な学びなどなど。
自主性を大切にしながらも、厳しさ、優しさ、熱…とか、どうやって伝えていくか?
僕らも試行錯誤しながら毎回やっています。
時代は回ります。
僕らが親の世代から「俺たちの若い頃は!」って言われていたことを思い出します。
知らぬうちに自分達も年をとり、キャリアを重ね、丸くなったとこもありゃ、凝り固まったところもあって。
時代はどんどん変わって、僕らの【普通】が普通ではなくなっていく感覚。
でも、大事なものは大事だろ!と頑なに思っていたり…
おっさんですね(笑)

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
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また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
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5月号 『新たな出逢い!』

【新たな出逢い!】

みなさんこんにちは。
今月も月末です(笑)
1ヶ月はあっという間(汗)
【向こうの果て】の稽古&本番が遠い昔のように感じます。

お元気にお過ごしですか?
ゴツプロ!は元気に過ごしておりますよ。
まずはゴツプロ!第六回公演【向こうの果て】
ご来場ならびに生配信をご覧頂いた皆様、本当にありがとうございました。
お陰様を持ちまして4月30日の公演をもって【向こうの果て】は閉幕。

そして5月5日の【向こうの果ての果て】が大千穐楽となり、全ての公演が終了しました。
激動すぎる2週間。
目まぐるし過ぎてよく覚えていません(汗)

その場その場で判断を迫られる日々でした。
とにかく4月30日までの生配信が決まり、公演を行なっていく中でそれ以降のスゲジュールも考えなくてはいけない。
生配信も、せっかく無観客でやるんだったらこれまで見たことない映像を作ろうということで、
客席の前方を取っ払い、ミニレールやクレーンを持ち込んでの撮影を敢行。

撮影スタッフ一丸となって、これまでにない画を撮ろう!お客様に喜んでもらおうと、日々進化を続けていきました。

本番前と終わった後は必ずミーティングを行い、新しいことを模索。

中継をするベースはこんな感じでがっつり組まれ、ここから皆さんのお手元に配信が行われました。

そして…もちろん30日で全てを終わらせることもできたけど、5月の5日まで劇場は借りているし、
お客様を入れないのであれば、ある程度のことはできる。
そこで話し合いいろんな候補を出し合いました。
僕らのように公演を中止せざる得なかった劇団さんを呼んで座談会やったらどうか…などなど。
そんな中、やっぱりゴツプロ!らしい、ゴツプロ!にしかできないことをやろう!ってことになり、
立ち上がった企画が【向こうの果ての果て】でした。
何としても、【向こうの果て】をいい形で終わらせたかった。
そして、次に進むステップにしたかった。

5日までの間にできることをみんなで模索し、急ピッチで動き始めました。

海さんは【向こうの果て】公演が終わる前からスピンオフ作品を書き始め、なんと楽日の30日に脱稿。

福田雄一氏作品【出発】は自分が演出することに決まりました。
プラス小山会の生演奏や座談会…この辺りは過去の『ゴツフェス!』で培った経験がかなり活かされています。
関口アナンと皆川暢二は以前こちらでも書きましたが、
海さんが二人の相性や皆川の芝居を知るためのワークショップをやった時に演じてもらった【Close to you】の上演。

30日に一区切りついた【向こうの果て】、もちろん打ち上げなんてあるわけなく。
翌日5月1日から猛稽古です。
まず大変なのが、これまでやっていたものから頭をぐるっと変えて、一からセリフを覚えること。
自分は演出がメインだったので、覚えるところは少なかったですが、皆さん楽屋でも必死で覚えていました。

作品毎に稽古をするので、その時間帯も裏では台詞合わせが続いています。
そして、何より贅沢だったのが、本多劇場を使って稽古できるってこと。
こんなことなかなかない経験です。
いや、今後もおそらくなかなか出来ない経験。

そして、夢の本多劇場の演出席にも座った(笑)

まさかの展開。
こんなこともあるんだね(笑)
この数日間のみんなの集中力と団結力はかなりのものでした。
そして、それを受け入れてくれたスタッフの皆さんには心から感謝です。

舞台監督の金安氏は、数日でバーカウンターを制作。
衣装の神波さんもこの日のためにプランニングして、衣装を用意してくださいました。
ありえないスピード感(笑)
音響さん、照明さんもこの1日だけのために素材を用意したり、照明を吊り直し、プランニングしてくれたり…

一切の妥協を許さないスタッフワークには頭が下がります。
まさにプロの仕事。
この方々と一緒に仕事ができていることは僕らの誇りだし…

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

ゴツプロ!第六回公演『向こうの果て』アーカイブ配信

<アーカイブ配信> 2021年5月14日(金)〜
auスマートパスプレミアムにてマルチアングル動画をアーカイブ配信!※auユーザー以外もOK!
特設ページ https://entm.auone.jp/camp/mukounohate-st/lpc?medid=press_release&srcid=movie&serial=6703

<PR動画> https://youtu.be/vQzMW-15PvE

脚本:竹田新  演出:山野海
出演:塚原大助 浜谷康幸 佐藤正和 泉知束 かなやす慶行 渡邊聡 44北川
関口アナン 皆川暢二
小泉今日子
演奏:小山豊(津軽三味線小山流三代目)、小山会青年部(慶宗、清雄)

配信映像監督:片山享
配信撮影:KEYAKI WORKS
配信:株式会社マニファク

協力:本多劇場 KDDI

後援:ニッポン放送 SPC GLOBAL
企画・製作:ゴツプロ合同会社  主催:ゴツプロ合同会社 WOWOW

<お問い合わせ> staff@52pro.info
<ゴツプロ!公式サイト> https://52pro.info/

ゴツプロ!緊急事態公演 『向こうの果ての果て』

緊急事態宣言発令を受け、ゴツプロ!第六回公演『向こうの果て』は4/25(日)以降の有観客公演を中止し、4/30(金)14:00の生配信が千秋楽となりました。
舞台公演は幕を閉じましたが、本来千秋楽だったはずの5月5日(水・祝)14:00より、急遽劇場からの生配信特別イベントという形で、短編舞台作品や津軽三味線ライブ、楽屋トークなど盛りだくさんの内容をお届けいたします。
本イベントは、auスマートパスアプリからどなたでも無料でご視聴いただけます(※auユーザー以外もOK!)。
ありえない状況だからこそ、普通じゃ出来ないことを。ぜひご覧ください。

ゴツプロ!緊急事態公演『向こうの果ての果て』無観客生配信

<日時> 2021年5月5日(水・祝)14:00開始
<出演>
塚原大助 浜谷康幸 佐藤正和 泉知束 かなやす慶行 渡邊聡 44北川
関口アナン 皆川暢二
小泉今日子
小山豊(津軽三味線小山流三代目)、小山清雄(小山会青年部)

<内容(予定)>
向こうの果てスピンオフ『向こうの果ての果て(仮)』
脚本:竹田新 演出:山野海

『出発』
脚本:福田雄一 演出:泉知束

『Close to you』
脚本:竹田新 演出:山野海

津軽三味線ライブ
楽屋トーク

auスマートパスにてマルチアングル無料生配信!※auユーザー以外もOK!
<視聴方法> auスマートパスアプリとauIDの登録が必要です。ダウンロードは下記特設ページをご確認ください。※本作は、auIDの登録とauスマートパスアプリをダウンロードしていただければ、auに限らず、スマートフォン・タブレットをお持ちのすべてのお客さまが無料で視聴可能です。

特設ページ https://entm.auone.jp/camp/mukounohate-st/lpc?medid=press_release&srcid=movie&serial=6700

<協力> 本多劇場 KDDI

<お問い合わせ> staff@52pro.info
<ゴツプロ!公式サイト> https://52pro.info/
※中止公演のチケット払い戻し方法等の詳細は後日改めて公式サイト・SNS等でご案内させていただきます。払い戻しの際にはチケットが必要となりますので、お手元のチケットを保管くださいますようお願い申し上げます。

4月号 『はじまりと終わり。』

【はじまりと終わり。】

みなさんこんにちは。
お元気ですか?

早いもので、今月も月末(汗)
そう『月刊ゴツプロ!』の時期がやってきました。

第六回公演【向こうの果て】は4月23日(金)に無事に開幕しました。
たくさんの応援を頂き、いろいろなことを乗り越え、みなさんに自信をもってオススメできる作品に仕上げ、はじまりました。
そして、その日に緊急事態宣言発令が決まり、国の要請によって、お客様を劇場にお招きしての公演ができなくなりました。
みなさんご存知のことだと思います。
初日にわかったこの事実。
各所で話し合い、どうにか公演を続けていけないか模索しましたが、この状況下では選択の余地もありませんでした。
我々ゴツプロ!【向こうの果て】は有観客公演3ステージで終了となってしまいました。
楽しみに待ってくださっていた皆様、スケジュールを調整して頂きご観劇を予定されていた皆様、また遠方より舞台観劇のため上京を企画してくださっていた方、そしてこの公演に関わって頂いた全ての皆様…本当にすいません。

この状況、仕方ない!

そう言ってしまえば終わりですが、それだけでは済ませられない深い想いはあります。
素直に悔しいです。
やり切れなくて言葉になりません。

それでも有観客公演中止の情報を聞いた多くの方々が土曜日の公演に足を運んでくださいました。
この日の2ステージは僕らも特別な想いでした。
カーテンコールでの皆様からのあたたかい拍手は絶対忘れません。
主宰 塚原大助が流した涙、声にならなかった想い。
もちろん僕らゴツプロ!全員でここまでやってきましたが、大助はプロデューサーとしても立っているので、これまでの努力、大変さ、そして責任と重圧は並並ならぬものがあったと思います。
1つずつ1つずつをクリアしていき、やっと辿り着いた初日。
なのに…
演劇を作るのは本当に大変です。
規模が大きくなればなるほど、大変です。
だからこそ、お届けする本番が尊いのです。

これまで奇跡的にいろいろな困難を回避してきた僕らでしたが、今回ばかりは。
春になったら大丈夫だろう?!
そんな甘いものじゃなかった。

僕らと同じ想いをしている方々も大勢いらっしゃると思います。
そして、コロナ最前線で戦っておられる医療従事者の皆様。
やり場のない怒りがこみ上げます。

でも、ゴツプロ!は負けません。
絶対この悔しさをバネに、さらに挑戦を続けます。

そして、転んでもタダでは起きません。
『auスマートパスプレミアム』での生配信を4月30日までやります。
KDDIさんからのご提案とご好意でやらせてもらいます。
こちらの生配信は舞台では初となるマルチアングル!
自分で見たい画面を選べる画期的なシステムです。
さらに配信監督には映画監督としても活躍中の片山享氏に依頼。
繊細なカットとアングルを駆使してこれまでにない舞台配信を行っています。
このマルチアングルはまさに舞台に向いている技術だなと改めて感じています。
これもこれからの演劇の可能性だと思います。

有観客公演が終わった翌日25日(日)初めて無観客生配信を行いました。
ご視聴頂いた皆様ありがとうございました。
とても不思議な感覚でした。
反応のない客席。笑いも涙も、熱も感じない中での公演。拍手のないカーテンコール。
それでもカメラの奥ではたくさんの方が見てくれている。
ドラマや映画ともまた全く違う感覚。
初めての体験でした。

コロナに振り回され、コロナに一喜一憂の日々。
いつまで続くのか。

先月号では稽古1週間の模様をお伝えしましたね。
今月に入って、さらに稽古は熱を帯び…

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1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

3月号 『いざ!「向こうの果て」へ!!』

【いざ!『向こうの果て』へ!!】

みなさんこんにちは。
お元気にお過ごしですか?
【月刊ゴツプロ!】の時期がやってきました。
そう、月末です。
早いね。早いよ、まったく…
そして、この【月刊ゴツプロ!】ですが、創刊号が四年前の3月。
丸四年の月日が流れました。
今回で49回目の【月刊ゴツプロ!】でございます。
ここまで続けてこれたのも、読んでくださるみなさんあってのことです。
本当にいつもご愛読頂き感謝しかありません。
ありがとうございます。
そして、昨年11月からは【52BUDDY!】が結成され、この【月刊ゴツプロ!】も【会員版】なるものができました。
ぜひ、一人でも多くの方に読んで頂きたいこの【月刊ゴツプロ!】。
他のコンテンツがあったり、特典があったりとみなさんに満足して頂けるよう我々も精進していきますので
ぜひこの機会に【52BUDDY!】にもご加入頂けたら幸いです。
よろしくお願いします。

さてさて、前置きが長くなりましが…
いよいよ稽古がスタートしましたよ。
待ちに待った稽古です!!

と、その前に、先月2月14日のバレンタインデーに情報公開になったWOWOWドラマ版【向こうの果て】の続報として、
今月14日ホワイトデーの日に他キャストなどの追加公開がありました。
そこで我々ゴツプロ!メンバー全員の出演決定!もやっと皆様に報告できました!

今をときめくあの人や、日本映画界のバイプレーヤーの皆さんとともにこの作品を作れる喜びは一入でした。
さらにこちらのドラマを監督された内田英治監督が撮った【ミッドナイトスワン】は第44回日本アカデミー賞において『最優秀作品賞』を受賞。
これまたすごい!
なんか、よくわからんけど、すごいこと尽くしなんです(笑)

いや、だってね、舞台原作がドラマになることだけでもすごいことで、しかも大体は舞台が盛況でその後評価を得て映像化が普通なのに、
今回は舞台と映像が同時進行していること自体、とんでもないことなんです。
さらにその映像作品に劇団メンバー揃って出演できるなんてまさに夢みたい。
こんなこと旗揚げした時には考えもしてなかった。
毎年、いろんなことに挑んで、少しずつ大きく、高く、前に進んできたからこそ達成できた快挙。
もちろんそこには、今この【月刊ゴツプロ!】を読んで下さっている皆さんの力が一番大きいのです。

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

ゴツプロ!メンバー全員出演!「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」

放送予定日

5/14(金)放送・配信スタート
毎週金曜よる11:00
※第1話無料放送(全8話)

WOWOWオンデマンドにて配信予定

【舞台×ドラマ×小説連動プロジェクト】ドラマ版が5月14日(金)より放送・配信スタート!

「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」は、主演を松本まりか、監督を内田英治が務め、脚本はゴツプロ!座付き作家でもある竹田新が書き下ろす、ゴツプロ!第六回公演『向こうの果て』を原案としたWOWOWオリジナルドラマ。

物語の舞台は、昭和60年の東京。痴情のもつれから、アパートの一室で放火殺人が発生する。逮捕された池松律子(松本まりか)と、死亡した小説家・君塚公平は幼馴染だった。
事件を担当する検事・津田口の取り調べにも、どこか浮遊しているような態度でするりと躱していく律子。津田口は事件の真相を追って、これまでに律子と関わってきた人物達と接触し始める。
次第に明らかになってくる律子の数奇な人生と、彼女を取り巻く男たちの姿。しかし、彼らが口々に証言する律子の印象は、すべてがバラバラであった。津田口は事件を深追いするほどに、徐々に律子という人物そのものに傾倒していく。
やがて津田口は、律子と公平が幼少期を過ごした昭和30年代の青森・津軽に、この殺人事件の真相を解くカギがあると睨み始める。律子と公平の父親たちが津軽民謡の同じ一座で活動していたこと、そして、そこで起こったある事件。
律子はなぜ公平を殺したのか。二人の過去に一体何があったのか。すべての真相が明らかになるとき、閉ざされていた因縁が解き放たれる。

出演者には、事件の被害者で律子の幼馴染である小説家・君塚公平役に松下洸平、事件の真相を追ううちに次第に律子へと傾倒していく担当検事・津田口亮介役に柿澤勇人、青森の刑事で律子と公平の幼馴染・村上姫昌役に加治将樹、律子の二番目の夫でヤクザ組員・山之内一平役に渋川清彦、律子の最初の夫で有名製菓会社の社長・京波久雄役に豊本明長、かつて幼い律子を引き取った叔父・行島道夫役に宇野祥平、津田口の上司で東京地検中央支部・支部長の木田武役に辰巳琢郎らが名を連ねる。
ゴツプロ!からは、律子の父・池松喜平役に塚原大助、公平の父・君塚隼吾役に浜谷康幸、姫昌の父・村上松夫役に泉知束が決定したほか、ゴツプロ!メンバー全員が出演する。山野海(筆名:竹田新)も、津田口と行動を共にする検察事務官・南川澄子役で出演が決定。
(※舞台版キャストはドラマ版キャストとは異なる)

「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」

原案:ゴツプロ!第六回公演『向こうの果て』
監督:内田英治 脚本:竹田新 音楽:牧戸太郎
出演:松本まりか 松下洸平 柿澤勇人 加治将樹 渋川清彦 豊本明長 宇野祥平
主題曲:小山豊(津軽三味線小山流三代目) 「時雨」
プロデューサー:大瀧亮 坂下哲也 西紀州
制作プロダクション:AX-ON 製作著作:WOWOW

【番組サイト】 https://www.wowow.co.jp/drama/original/mukounohate/

※5月14日(金)よりスタート
毎週金曜よる11時 放送・配信(全8話)[第1話無料放送]
[WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド]
TELASAでは、各話終了後配信スタート