4月号 『はじまりと終わり。』

【はじまりと終わり。】

みなさんこんにちは。
お元気ですか?

早いもので、今月も月末(汗)
そう『月刊ゴツプロ!』の時期がやってきました。

第六回公演【向こうの果て】は4月23日(金)に無事に開幕しました。
たくさんの応援を頂き、いろいろなことを乗り越え、みなさんに自信をもってオススメできる作品に仕上げ、はじまりました。
そして、その日に緊急事態宣言発令が決まり、国の要請によって、お客様を劇場にお招きしての公演ができなくなりました。
みなさんご存知のことだと思います。
初日にわかったこの事実。
各所で話し合い、どうにか公演を続けていけないか模索しましたが、この状況下では選択の余地もありませんでした。
我々ゴツプロ!【向こうの果て】は有観客公演3ステージで終了となってしまいました。
楽しみに待ってくださっていた皆様、スケジュールを調整して頂きご観劇を予定されていた皆様、また遠方より舞台観劇のため上京を企画してくださっていた方、そしてこの公演に関わって頂いた全ての皆様…本当にすいません。

この状況、仕方ない!

そう言ってしまえば終わりですが、それだけでは済ませられない深い想いはあります。
素直に悔しいです。
やり切れなくて言葉になりません。

それでも有観客公演中止の情報を聞いた多くの方々が土曜日の公演に足を運んでくださいました。
この日の2ステージは僕らも特別な想いでした。
カーテンコールでの皆様からのあたたかい拍手は絶対忘れません。
主宰 塚原大助が流した涙、声にならなかった想い。
もちろん僕らゴツプロ!全員でここまでやってきましたが、大助はプロデューサーとしても立っているので、これまでの努力、大変さ、そして責任と重圧は並並ならぬものがあったと思います。
1つずつ1つずつをクリアしていき、やっと辿り着いた初日。
なのに…
演劇を作るのは本当に大変です。
規模が大きくなればなるほど、大変です。
だからこそ、お届けする本番が尊いのです。

これまで奇跡的にいろいろな困難を回避してきた僕らでしたが、今回ばかりは。
春になったら大丈夫だろう?!
そんな甘いものじゃなかった。

僕らと同じ想いをしている方々も大勢いらっしゃると思います。
そして、コロナ最前線で戦っておられる医療従事者の皆様。
やり場のない怒りがこみ上げます。

でも、ゴツプロ!は負けません。
絶対この悔しさをバネに、さらに挑戦を続けます。

そして、転んでもタダでは起きません。
『auスマートパスプレミアム』での生配信を4月30日までやります。
KDDIさんからのご提案とご好意でやらせてもらいます。
こちらの生配信は舞台では初となるマルチアングル!
自分で見たい画面を選べる画期的なシステムです。
さらに配信監督には映画監督としても活躍中の片山享氏に依頼。
繊細なカットとアングルを駆使してこれまでにない舞台配信を行っています。
このマルチアングルはまさに舞台に向いている技術だなと改めて感じています。
これもこれからの演劇の可能性だと思います。

有観客公演が終わった翌日25日(日)初めて無観客生配信を行いました。
ご視聴頂いた皆様ありがとうございました。
とても不思議な感覚でした。
反応のない客席。笑いも涙も、熱も感じない中での公演。拍手のないカーテンコール。
それでもカメラの奥ではたくさんの方が見てくれている。
ドラマや映画ともまた全く違う感覚。
初めての体験でした。

コロナに振り回され、コロナに一喜一憂の日々。
いつまで続くのか。

先月号では稽古1週間の模様をお伝えしましたね。
今月に入って、さらに稽古は熱を帯び…

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
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3月号 『いざ!「向こうの果て」へ!!』

【いざ!『向こうの果て』へ!!】

みなさんこんにちは。
お元気にお過ごしですか?
【月刊ゴツプロ!】の時期がやってきました。
そう、月末です。
早いね。早いよ、まったく…
そして、この【月刊ゴツプロ!】ですが、創刊号が四年前の3月。
丸四年の月日が流れました。
今回で49回目の【月刊ゴツプロ!】でございます。
ここまで続けてこれたのも、読んでくださるみなさんあってのことです。
本当にいつもご愛読頂き感謝しかありません。
ありがとうございます。
そして、昨年11月からは【52BUDDY!】が結成され、この【月刊ゴツプロ!】も【会員版】なるものができました。
ぜひ、一人でも多くの方に読んで頂きたいこの【月刊ゴツプロ!】。
他のコンテンツがあったり、特典があったりとみなさんに満足して頂けるよう我々も精進していきますので
ぜひこの機会に【52BUDDY!】にもご加入頂けたら幸いです。
よろしくお願いします。

さてさて、前置きが長くなりましが…
いよいよ稽古がスタートしましたよ。
待ちに待った稽古です!!

と、その前に、先月2月14日のバレンタインデーに情報公開になったWOWOWドラマ版【向こうの果て】の続報として、
今月14日ホワイトデーの日に他キャストなどの追加公開がありました。
そこで我々ゴツプロ!メンバー全員の出演決定!もやっと皆様に報告できました!

今をときめくあの人や、日本映画界のバイプレーヤーの皆さんとともにこの作品を作れる喜びは一入でした。
さらにこちらのドラマを監督された内田英治監督が撮った【ミッドナイトスワン】は第44回日本アカデミー賞において『最優秀作品賞』を受賞。
これまたすごい!
なんか、よくわからんけど、すごいこと尽くしなんです(笑)

いや、だってね、舞台原作がドラマになることだけでもすごいことで、しかも大体は舞台が盛況でその後評価を得て映像化が普通なのに、
今回は舞台と映像が同時進行していること自体、とんでもないことなんです。
さらにその映像作品に劇団メンバー揃って出演できるなんてまさに夢みたい。
こんなこと旗揚げした時には考えもしてなかった。
毎年、いろんなことに挑んで、少しずつ大きく、高く、前に進んできたからこそ達成できた快挙。
もちろんそこには、今この【月刊ゴツプロ!】を読んで下さっている皆さんの力が一番大きいのです。

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泉 知束Tomochica Izumi

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2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
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1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
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2月号 『ゴツメン集合!』

【ゴツメン集合!】

みなさんこんにちは。
1ヶ月はあっという間(汗)
2月はさらにあっという間(汗)
油断できませんね(笑)
今月も書かせてもらいます【月刊ゴツプロ!】2月号です。
まずはタイトルの【ゴツメン集合!】です。
2021年遅ればせながら、一同が集いました。

毎年お世話になっているconfettiさんに取材して頂きました。
いつもありがとうございます。
いやーしかし、年明けてこの時期まで全員が揃うことがなかったのは初めて。
いつも大忙しの1月2月ですから!
なんか不思議な感じ。

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また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
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また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
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1月号 『今年もよろしくお願いします!』

【今年もよろしくお願いします!】

2021年も明けましたね。
遅ればせながら本年も、ゴツプロ!並びに【月刊ゴツプロ!】を何卒よろしくお願い致します。
この月刊ゴツプロ!も今年で5年目に突入しました。
創刊号が2017年3月だったので、今年の3月で丸4年。
早いですね。
これまでのご愛顧に心より感謝いたします。
そしてゴツプロ!は旗揚げ公演が2016年1月22日初日だったので、今月22日で丸5年。6年目に突入しました。
これもひとえに応援してくださる皆様のおかげです。
いつもありがとうございます!
52BUDDY!もさらにコンテンツが充実するよう励んでいきますので、こちらも是非ご加入頂けましたら幸いです。

さてさて、世の中は未だ混沌としておりますね。
緊急事態宣言がまたまた発令され、なんとも年明けから暗いニュースばかり。
昨年に引き続きまだまだコロナに一喜一憂しそうな2021年。
どんな年になるのやら?

そんな中、嬉しいニュースも!!!
な、なんと昨年4月から通っておりました、足の裏のイボ!遂に長き戦いに勝利し、見事完治しました!!!
あ、こんなニュースでごめんなさい(汗)
でも、本当に嬉しくて、さらにはこちらでも完治したらご報告します!と、言っておりましたので…
いやー長かった。
10ヶ月かかりましたよ。
その間、ほぼ週一で通院。毎回痛みを伴う治療をし、ひどい時には2、3日歩くのがしんどいなんて時もありました。
最後の通院時、先生から「長い間よく頑張りましたね。今日で卒業しましょう。」とのお言葉。
なんなら先生は戦友みたいになっていましたから(笑)
卒業って言われた時、嬉しさ半分、寂しさも芽生えたくらいです(笑)
なかなかこんな長い期間通院することもないですからね。
とにかくこれにてイボ報告は終了いたします。

今年の舞台稽古に間に合って良かった!!
そう、今年の舞台。
いつもはね、1月公演でしたから。
1年で一番忙しかったのがこの1月と言っても過言ではなかったわけです。
それが、今年は3月稽古開始の4月本番ですから。
なんともゆっくりな年のはじまり。
しかもこの状況ですからね。
まだメンバー全員でも集合してないのでなんとも不思議な感じです。

ただ、例年のように1月公演だったとしたら、ぞっとします。
周りの仲間たちも今月公演をどうする?って声をよく聞きました。
なんとなく舞台は、緩和の方向になっていたのに、また振り出し。
今後、この状況はいつなってもおかしくなく、舞台公演を打つことがとても難しくなっています。

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12月号 『ゴツプロ!12月の歩み!!』

【ゴツプロ!12月の歩み!! 】

いよいよ2020年も暮れていきますね。
みなさんお元気ですか?
クリスマス、素敵に過ごされましたか?
とは言えね、これだけ感染者も増え、テレビを付ければ自粛自粛と言われれば外出する気にもなれませんよね。
楽しみ方もこれまでとは変わってしまった2020年でしたね。
そんな時は【52BUDDY!】のコンテンツを家で楽しんでもらえたらと思います(笑)
この【月刊ゴツプロ!】も皆様にご愛顧頂き4回目の12月。
またこうして新しい年を迎えられる喜びはなんとも言えません。
いつも応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。

まさにコロナに振り回されたこの一年。
自分ごとになってしまうのですが、今月祖母が他界しました。
暗い話でごめんなさい。
東京にいる以上死に目に会えないのは覚悟しています。
でも今回…コロナ禍の中、葬儀に参列することも叶いませんでした。
葬儀場から県外の方はご遠慮ください!と言われたそうです。
最後に一目会いたかった。骨は拾いたかった。
無念しかありません。
従姉妹が気持ちを察してくれて、リモートで葬儀に参加。
リモート。なんでもかんでもリモート。
この年末にコロナ被害というか、これまでと違う世の中になったんだ!と改めて感じた出来事でした。
こんなところでも影響があるんですね。
ものの見え方、捉え方が大きく変わりましたよね。

そして2021年、世界は、日本はどうなっていくのでしょうか?
オリンピックあるのかな?
今月号を書く前に去年までの12月号を読み返してみました。
去年の12月号では呑気に「来年はいよいよオリンピック!」なんて書いていまして…
まさかこんなことになるとはね(汗)
世の中何があるかわからん!ってことですね。
だからこそ、今できることを必死にやっておかないと後悔するなと強く思った一年でもありました。

ゴツプロ!は今年で丸6年。
これまでは1月2月に公演してきましたから、毎年12月はがっつり稽古の日々でした。
なので5年間はクリスマス&正月返上で稽古。
今年5年ぶりに稽古のない12月をメンバーは過ごしています。
だからなのか、イマイチ年末の感じがしない12月。

せっかくですから、そんな過去の12月を写真とともに振り返ってみようかと。
題して【我々ゴツプロ!12月の歩み。知束鍋とともに… 】

まずは昨年2019年からプレイバック!!
第五回公演『狭間の轍』稽古中。

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また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
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11月号 『今月はてんこ盛り!』

【今月はてんこ盛り!】

みなさんお元気ですか?
11月も終わりますね。
2020年も残すところあと一ヶ月。
今年はコロナに始まり、コロナで終わりそうですね。
誰も想像してなかったこの2020年。
最近はまた感染者数も増加し、不安な日々をお過ごしかと思います。
終わりの見えない戦いほど疲れることはありません。
それでもやまない雨はないと信じ、なんとか踏ん張りましょうね!

そんな11月。
去年の11月号を読み返しますと、我々ゴツプロ!民謡にどっぷり浸かり、ありがたいことにたくさんのステージで唄わせて頂きました。
毎回緊張のステージで、兎にも角にもただただ一生懸命に唄っておりました。
その舞台【狭間の轍】ですが、公演したのは今年はじめ。
なんだかとても遠く感じてしまいます。
それくらいに今年2020年はいろんな意味で特別な、これまでとはまるっきり違う一年だったと思います。

それでも今月11月は我々ゴツプロ!にとっても、ようやく色々な報告をみなさんにできました。
てんこ盛りの一ヶ月。

まずはなんといってもこれ!
11月7日、『52BUDDY!』開設。

ずっとやりたかったこと。
なかなかできなかったこと。
次へのワンステップ。
だいぶ前からこういう話は上がっていたんだけど、なかなか進まなかったこの企画。
ファンサイト?ファンクラブ?
どうも、こういうネーミングや意味合いがしっくりこなくて、出来上がったのがこの『52BUDDY!』
BUDDY!って辞書を見ると(仲間、親友、友達、相棒)みたいな意味。
まさにそんな意味(笑)
僕らがここまでこれたのも、これから先に進むのも応援してくださるみなさんあってできること。
これまでの応援に心より感謝して、さらにみなさんとこれからも感動や興奮を共有したく、ここに立ち上げました!
2020年コロナによって一変してしまった社会。
演劇界も然り。今までのように劇場を借りて公演打って!が当たり前でなくなってしまった。
無事に幕が開き、無事に幕を降ろす。これまで当たり前だと思って、やってきたことが、そうじゃなくなった今。
僕らにできることは?
そんなことを考えながら新たな道を模索した中で、今回このような企画を立ち上げました。
身近なコンテンツを発信し、気軽に日頃から楽しんでもらえるように、もっと僕らの素の部分を知ってもらうために。
そして、ゴツプロ!がさらに強く大きく前に進むために。

この『52BUDDY!』色々な特典をご用意しています。そしてこれからも進化していきます。
皆様にこれまでご愛顧頂きましたこの『月刊ゴツプロ!』も今月からは『52BUDDY!』で更新していきます。
どうぞこれからもご贔屓に、よろしくお願いいたします!

変わりゆく時代の中で、おっさんたちは今できる事以上のことに挑戦していきます。
まさにそれがゴツプロ!イズム。
今月はじまったメンバーそれぞれのコンテンツもまあ個性的でしたね。

これ、メンバーを知っている自分なんかが見るとほんと個性が出ていて面白いんです。
これからまだまだ面白くなると思います。
そして、どんどん普段はみれない顔が見えてくると思うのでご期待ください。
やるからにはハンパなし。これからもどんどんコンテンツを充実していきますので、みなさんお楽しみに!
俺も大いに語るよ(笑)

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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

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1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
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10月号 『笑顔と笑い声!』

【笑顔と笑い声!】

10月も終われば今年もあと二ヶ月。
早いですね。
コロナに泣かされた2020年もあと二ヶ月。
色々と思うことはありますね。

最近まで「暑いあつい!」と口にしていたのに急に朝晩は冷え込んできて、身体もなかなか慣れません。
皆さん風邪などひいてないですか?
コロナだけではなくお身体大事にしてくださいね。
そんな10月、例年だとゴツプロ!はチラシも公開になり、公演情報も解禁になったりで一気に動き出す時期なのですが、
来年は4月公演ですからいつもとは勝手が違う10月です。
それでも水面下では色んな動きがあります。
それぞれに過ごす10月。

今月は浜谷康幸出演舞台!劇団PU-PU-JUICE第28回公演『モデル、劇団始めました。』『オジさん、劇団始めました。』の二本立て!

ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。
コロナ禍の中、劇場に足を運んで頂けることは何ものにも代え難い喜びです。
我々は少しでもお客様が安心してご観劇できる環境を整えることが本当に大事だとひしひしと感じおります。
そして願わくば、何も気にせず、怖がらず観劇できる日が来ることを心から願い。
今は、一歩一歩進むのみ。

そんな中、今月2週間半に渡り開催された、
明後日プロデュース【asatte FORCE】!
下北沢 本多劇場にてたくさんのコンテンツが日替わりで上演されました。
演劇にライブに、えほんのろうどくなどなど、様々なエンターテイメンの集い。
我らが山野海と津軽三味線 小山会三代目 小山豊氏で結成した『tagayas』も出演した企画にて、遂に『桃太郎』上演させてもらいました。

三月に泣く泣く延期した今作が明後日さんのお力をお借りして遂に実現です。

稽古場での様子は先月号でも少し書きましたが、まあ笑いが絶えない素敵な時間でして。
その中でも真剣に芝居と向き合う全員がいて、やっぱり芝居っていいなあって思う尊い時間でした。
今回の『桃太郎』は、一番の目的として子供たちに演劇に触れて欲しい、劇場を好きになってほしい!って想いから、
普段は見ることのできない未就学児も来場がOKとなり、暗転もなく、客席も暗くせず。
とにかく子供達に楽しんでもらう!をテーマに作っていったのですが、そこは山野海演出ですから、
ただ子供達だけが楽しめる作品ではなく、しっかり毒もあり、笑いあり、テーマありで、大人もちゃんと楽しめる作品に作り上げていきました。
『しっかりと毒!』これ結構肝で、決して子供達をナメないということ。
子供の感性だったり、感覚だったりをしっかりと尊重して、これくらいなものでいいだろ!なんて絶対に妥協せず、
しっかりと子供達も見た後に心に残り、子供達が物語の本質を考えて、わからないことをお父さんやお母さんに聞いて、
親子で話し考える!そんな作品を目指しました。

大人たちが必死に汗水垂らして作り上げた作品!それが、竹田新版『桃太郎』。

昔ながらのきびだんごの歌も一新。
小山会 三代目の小山豊氏により作曲され、そこに竹田新が歌詞を付けました。
みんなで踊れるように、歌にフリをつけて、客入れ時には子供達に覚えてもらおうとPVを流し…

衣装は、90年代『野猿』でも大活躍された、通称カンちゃんこと神波憲人さんにお願いしました。
そして、ご用意頂いた素敵な衣装の数々。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

役者は単純な生き物ですから、衣装一つでテンションがガラッと変わります(笑)

ここにブラボーカンパニーさんのお力もお借りして、もうテンションは上がりまくりです!
さらに、桃太郎一派と鬼一派の戦いのシーン。
こちらも実は拘っているのです。
アクションチーム『GOCOO』の田渕景也さんも筆頭に3名の方々に稽古場に来て頂きしっかり殺陣をつけてもらい、
みっちり1日かけてアクションだけの稽古をし、その後の稽古、本番前でも反復練習を何度も行いました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

この田渕さんは『狭間の轍』でもお世話になったのですが、海外でもご活躍されていてる日本ではトップクラスのアクション監督、スタントマンなんです。
そんな方に指導してもらうわけですから、僕らも本気中の本気。
おじさんたち老体に鞭を打って必死に食らいつきました。
若手が数名出ておりますが、殺陣を覚えるスピード、キレ、疲労度が完全に違っておりました(汗)
そしてこの着ぐるみが暑いのよ。一回アクションやると滝汗でしたよ。
こうして毎日毎日、短い稽古期間でしたが濃密な時間を過ごしました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

そして迎えた本番!!
いざ…

素敵なセットに素敵な照明が入り。
最後のリハーサルも終えて…

コロナ対策も出来得る限り行い。
お客様をお迎えしました。

ゴツプロ!主宰 塚原大助に海さんもお出迎え。
大助がつけているフェースシールド。こちらも手作りしました。
子供たちに喜んでもらえるように、安全に楽しんでもらえるように…
桃太郎に変身できるフェースシールド。

子供達の声が聞こえてくるバックヤード。
子供達で溢れた客席。

児童劇などは当たり前の光景だと思いますが、下北沢 本多劇場ではなかなか見ることがない景色。
客席からなんとも言えないあたたかな雰囲気が溢れ。
いつもやっている芝居の開演前とは明らかに違う楽屋の雰囲気。

犬さんは袖で集中(笑)
そして始まった本番。
物語に彩りを加えて頂いたナレーションの小泉今日子さん!

パパさん、ママさん、実は小泉今日子さんを生で見れたことにも感動されておりました(笑)
流石の小泉さん!
オープニングで一気に空気を変える。
挨拶しただけで客席からは拍手。
このオープニングで一気に客席も和らぐのがわかります。
こうなったら役者も一気に心が柔らかくなります。

みんなが一生懸命見てくれて…
随所に響く子供達の笑い声。そして子供と一緒に笑う大人の笑い声。

そんな中、鬼が登場した時のどよめき。
子供達の素直な反応。
やってるこっちが嬉しくなるわ!!

今回、子供達が鬼を一緒に退治できるアイテムとして、ペットボトルに飴玉を入れて音がなる様にした通称「カラカラ」を配っていたんだけど、鬼が出てきた瞬間にみんなが一生懸命にそれを振っていて本当に可愛かった。
何にも説明してないのに、子供達が一生懸命に「カラカラ」を振っている姿は忘れられない。

汗だくで、一生懸命に、真摯に作ったものは子供、大人変わらず心に響く!
劇場が優しさに包まれておりました!

最後に忘れてはいけない、このお二人。

テーマソングから劇中の効果音を全て三味線で奏でてくれた、小山会の小山豊氏と小山清雄氏。
津軽三味線の音が『桃太郎』にマッチして、不安な気持ちから楽しい気持ちまで見事に表現してくれました!

僕らが想像していた劇場の雰囲気。
でもそれはやってみないとわからないから、もちろん不安もあったけど…
終わってみれば、予想を越えて最高の感動でした!

最後の歌では子供達も客席を離れ通路や階段に立って一緒に踊ってくれて…
こんな嬉しいことないよ。
歌のお兄さん、お姉さんの気持ちがちょっとだけわかったよ。
こりゃたまらんわ!!

佐藤正和氏が企画してなかったら…
明後日さんのサポートがなかったら…
劇団の垣根を越えて俳優陣が集ってくれなかったら…
この企画に賛同してくれる素敵なサポート陣がいなかったら…
コロナ禍の中ご来場くださるお客様がいなかったら…

本多劇場で子供達の笑顔と笑い声に包まれた最高の瞬間を味わうことはなかったかも知れない?!

こちらの配信動画は、
https://www.youtube.com/watch?v=4JkKCPSz6r0
からご覧になれますので、まだみてないよ!って方はぜひ。

そしてそして、朗報。
なんと来月11月にこちらの『桃太郎』が大阪での公演が決定しました!
後援会の皆様はじめ、たくさんの方々のお力添えを頂き、実現することとなりました。
しかも奇跡的に東京公演と丸っきり同じキャストです!
またあの感動が…

『桃太郎』大阪公演!
<公演日程>
2020年11月21日(土)13:00 / 16:00
※受付開始は1時間前、開場は30分前です。
上演時間 約60分

<会場>
近鉄アート館
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階

詳細はホームページのinfoからお願いします!
こちらのお芝居、もちろん大人の方だけでもご観劇できますし、楽しめる作品になっております。

大阪公演、ワクワクです。
関西の皆さん、劇場でお会いしましょう!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
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また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
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泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

9月号 『未来の演劇へ繋ぐ!』

【未来の演劇へ繋ぐ!】

9月も終わりますね。
早いですね。
9月が終われば今年も残すところあと3ヶ月。
去年の9月号を読み返していたら、ワタクシ故郷に帰省しておりました。
大好きな祭りを堪能して、自分のルーツを感じ、感慨深い思いにふけっていた秋でしたね。
今年は地元のお祭りも中止、いろんなイベントが中止になって寂しいものです。

それでも我々ゴツプロ!今月、来年2021年公演に向けスタートを切りました。
9月2日、ビジュアル撮影が無事に終わりました。

来年公演は4月から5月です。
ずっと1月に拘ってきましたが、来年は4月ですよ!
いろいろと動きのある中、まだ言えない事も多いのですが、いやー今回も最高のビジュアルが撮れました!

いつものようにプロデューサー、演出、デザイン、カメラマン、衣装、広報…綿密なる打ち合わせ!
そうして撮れた最高の写真たち。
早く見せたい。早く見て欲しい!
年内にはいろいろと発表できると思うので、皆様楽しみにお待ちください。

そして劇団員もいろいろと動き出し、やっと、やっと舞台公演も再開です。

浜谷康幸が出演した、東京マハロ第24回公演『○○ちゃんが好きなのよ』。
佐藤正和が出演した、ブラボーカンパニー第45回公演『天晴ロケット〜そして迷宮へ』。
そして私、泉知束が出演させて頂きました、グッドディスタンスー風吹く街の短篇集ー
東京マハロ『分際』。

こんなご時世にも関わらずたくさんの方にご来場頂きまして誠にありがとうございました。
また配信をご視聴頂きました皆様本当にありがとうございました。

なんか今までにない、いろんな感情が湧きましたね。
自分のことで言いますと、二週間の濃密な稽古をして、本番が二日間だけというタイトなスケジュール。
本多劇場にて、いろいろな企画が一日4本行われるイベントでお芝居させてもらったのですが、なんせ初めての体験ばかりでした。
まず、場当たり、ゲネプロ(本番と同じようにする最終稽古)が、本番の四日前。
僕らが公演した日はイベントの最終日とその前日だったため、イベント開始の前日に行いました。
しかも全部で2時間(汗)
普通の公演だと当然仕込みがあって、場当たりがあって諸々決め込んでいって、最終稽古があります。
本多劇場クラスだと通常は短くて二日間、セットを立て込む場合は三日間の場合もあります。
この時間の中で、劇場空間に馴染んでいくんです。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

稽古場はやはり劇場と同じ空間は作れないので、劇場行くと、最初は声のボリュームだったり、劇場の広さだったりに戸惑ったりします。
その誤差をこの時間で馴染ませていくのです。
それができない今回の公演。

さらには本番当日の劇場入りも本番1時間前という、なんとも痺れるスケジュール。
ほぼほぼ、ぶっつけ本番的な公演。
いやー、怖かった。これマジで怖かった。
こんな経験、できればもうしたくない(汗)
そして、今回のような企画じゃなかったらおそらくこんな経験することはなかったと思う。
貴重な体験でした。

でもやっぱり劇場はいいな。
お客様と一緒に作り上げるっていいな。
ピリピリする緊張感の中、板の上で生きる、この感じはなんとも言えません。

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防疫対策…もちろん稽古場から徹底し、劇場でも徹底し、お客様にもいろいろとお願いし、出来る限りの対策をしての公演。
少しでもお客様に安心してみてもらえるように、今は頑張るのみですね!

そして、間も無く10月3日は、下北沢『桃太郎』プロジェクトが開催されます。
明後日プロデュースさんが主催する【asatte FORCE】の一つのコンテンツとして、1日2ステージ上演させてもらいます。

下北沢【桃太郎】プロジェクトとは?
(3月29日に延期となった公演。)
演劇人が!いま子供たちに見せたい!「桃太郎!」
普段お芝居を観せる事の出来ない子供達にも楽しんでもらいたい!
そんな想いから、ゴツプロ!の佐藤正和が先頭指揮をとり、コロナウィルスの影響で劇場公演の中止や縮小が相次ぐ中、スケジュールが空いた本多劇場から、「子供たちに舞台の楽しさを伝えたい!」「演劇の世界を元気にしたい!」と立ち上がったプロジェクト。
普段の公演では観ることができない未就学児をはじめ、多くの子供たちに演劇人が全力で作り上げる「桃太郎」をお届けする企画。
昔話の「桃太郎」をゴツプロ!座付き作家の竹田新が書き下ろし。
音楽はこれまたゴツプロ!音楽部の津軽三味線小山流三代目・小山豊が担当。
これまでに見たことのない「桃太郎」を作りあげる。
という、企画です。

本来は3月29日に公演予定でした。
そこに向け、クラウドファンティングも行い、たくさんの皆様に応援して頂きました。
しかしながら、4月からの自粛要請を受け、泣く泣く延期したこの企画が、明後日さんのお力をお借りして、遂に実現します。

ゴツプロ!制作にて、ゴツプロ!佐藤正和、主宰の塚原大助がプロデュース。
ゴツプロ!から渡邊聡とワタクシ泉知束が出演。
演出は山野海が務めます。

また演劇界で大活躍する方々にご賛同頂き、劇団の垣根を超えて、一同に集結。
ナレーションは小泉今日子さん。
津軽三味線の生演奏に乗せてお送りする、大人が見ても子供が見ても楽しめる【桃太郎】。
なんとも贅沢な布陣になりました。

舞台道具だってみんなで手作り。
ダンボールでのセット作りを得意とするブラボーカンパニーさんご指導の元、セットも衣装も素敵です。

みんなでモノを作るって本当に楽しい。
稽古場はいつも笑い声。
笑うって素晴らしい!
そして、僕たちの心の中には常に子供達の笑い声が聞こえている。

ありがたいことに、本多劇場でも稽古させてもらいました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

個人的には二週間続けての本多劇場。これまたなんと贅沢なことだろうか。
感謝です。

我々ゴツプロ!が掲げる指針の一つ。
次に繋げる橋になる。
この企画はまさにそれです。
それができていることがなんとも嬉しくて、とてもとても有意義な時間。

子供達が見てくれて、笑ってくれて、お芝居を、劇場を好きになって欲しい。
子供達の心に「好き」が残ってくれたら、それは一つの橋だ。
コロナ禍でいろいろと変化し、もちろん大変だし、ネガティブになりがちだけど、少しでも明るい話題を提供したい!そして、僕たちはボジディブに生きたい!

この目標を掲げてなかったら…
賛同してくれる方々がいなかったら…
子供達の笑顔を必死に追い求めてなかったら…
ボジディブに立ち上がっていなかったら…

この素晴らしい【桃太郎】企画は成り立ってなかったかも知れない?!

10月3日、楽しみで仕方ない。
子供達…笑ってくれるかな?楽しんでくれるかな?

でもその前に、僕ら大人が楽しんでいるんだよ。

きっとこの日の劇場は幸せに溢れていると思う!
まだお席あります。
もちろん大人だけでの観劇も大歓迎です。
この空間を一緒に満たしませんか?

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

8月号 『台湾へ想いを馳せて!』

【台湾へ想いを馳せて!】

残暑お見舞い申し上げます!
いやー今年の夏も暑いですね。
天気予報を見ても全国真っ赤状態。
マスクを着けての外出は本当にしんどいですよね。
もう少し暑さも続きそうなので、みなさん熱中症などにはくれぐれもお気をつけください。

なんだか夏もいまいち満喫できない2020年。
それでも少しずつ少しずつエンタメ業界も前に進んでおります。
先月になりますが、7月の終わり。メンバーの佐藤正和が行った。

Continue reading “8月号 『台湾へ想いを馳せて!』”

7月号 『2020!台湾公演への道のり!!』

【2020!台湾公演への道のり!!】

みなさんこんにちは。
なかなか梅雨も明けずジメジメの毎日ですがお元気にお過ごしですか?
自分は元気に暮らしております。
因みに足裏のイボはまだ完治しておりません(泣)病院に通い出して早4ヶ月、まだ完治は見えず(汗)
こうなりゃ治るまでここで書いてやる(笑)

今月も色々ありましたね。
相変わらず収束が見えないコロナ。
九州や岐阜、長野を襲った大雨。
自分は熊本出身なのでたくさんの方からご心配のご連絡を頂きました。
何十年に一度の大雨!最近ではよく耳にしますよね。
もはや、この何十年に一度だったものが『当たり前』になってきている。とても恐ろしい現実です。
コロナだけでも大変なのに、そこにきたこの天災。
亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、被害に遭われた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
これ以上被害が大きくならないことを願って…

そんな中での四連休『Go Toキャンペーン』東京除外や、キャンセル料の補償問題などなど、物議を醸し出した一件。
経済復興ももちろんわかりますけどね。
日々感染者が増加しているこの時期に何故?!って思われた方も多くいたんじゃないでしょうか?
なかなか、手放しに「どうぞお越しください。」とも言えず、行く方も手放しに「さあ楽しむぞ!」とも思えず…
どこか心配しながらの外出ってやっぱり嫌なものですね。

さらに今月は劇場でのクラスターもありました。
これ、我々的には一番のトピックス。
先月も書きましたが、ようやく演劇も少しずつ復活してきた昨今に起きたこの事件。
『劇場クラスター!』
一番聞きたくなかったこのフレーズ。
同業者なだけに、何が一番の問題だったのか?しっかりと対策をしていたのか?
などなど、きっちり見直してもらい、その上でちゃんと報告してほしい。
僕らが今後やっていく上で、どこに注意すれば良いのか?
何をどこまでやっても100%はないと思うけど、「ここまでやった!」という証は残したい。
今回のニュースだけを見ると、それこそ小劇場は怖い、危ない!と思われる。
そして、お客様の足が遠のいてしまうのが非常に寂しい。
もっと怖いのは、真新しいニュースに埋没していくこと。
クラスターが起こってしまったことはもうどうしようもないけど、これからの演劇界のために、しっかりと今後の対策を練るために。
二度とこういうことが起きないために!!

いろんなことが全く未知のことだからこそ、国も迷っているし、国民も迷っている。
何を信じていいのかわからない毎日。どこまでニュースを信じていいのか?
これからはきっとこういうことが当たり前の世の中になるような気がする。
だからこそ、自分の行動にしっかり責任を持つこと。そして自分で調べ自分で決める!
その為にも、僕らはお客様との信頼関係がとても大事になっていくと思う。

最近いつも書いているけどこれから先は『新時代!』ゼロから始まる。

去年の7月はゴツプロ!メンバーのほとんどがどこかの舞台に立っていた。
それが当たり前だった…
一年で、いや数ヶ月でこんなにも変わるとは。

それでも今月は主宰の塚原大助が舞台に立たせてもらいました。
これは一つの希望。

こまつ座 第133回公演 『人間合格』

三時間を超える大作。ほとんど喋りっぱなしの大助。深みあるセリフ。豪華なセット。
素晴らしい作品だった。
さすが老舗劇団『こまつ座』
久しぶりにしっかりと重厚なお芝居を見せてもらった。
運営面でも徹底したコロナ対策。終演後の客出し、ご挨拶もなく、大助とも会えず劇場を後にした。
でも、これでいい!お芝居を観れるのだから!!
こんなに素敵な作品が劇場半分の客席しか入れられないのはとても残念。

こんな環境下でもご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!
旅と同じで手放しに「見に来てよ!」と簡単に言えなくなったけど、役者は心の底で本当に見に来てもらいたいと願っています。
そのために、できるだけの努力はする!

今月末はメンバーの佐藤正和が新しい企画をやります。

『ゴロー’s BAR☆☆The LIVE』

YouTube配信からはじまった企画が遂に生ライブ!
ストレートなお芝居とは一味違うこちらのライブもお楽しみ頂けたらなと思います。
会場まで行くのはちょっと怖いという方は生配信もやる予定なので、そちらでもぜひ!

少しずつ、少しずつね…

さて、前置きがものすごく長くなってしまいましたが、今月は先月に続き『狭間の轍』記事を。
先月は新大阪駅のラーメンとビールで締めておりましたので、今日はその後を…

大阪から戻り、1日のオフ日を挟み、いよいよ台湾稽古へと突入です。
思い返せば去年はワタクシ、インフルエンザでお休みさせてもらった台湾稽古(汗)
今年は万全の準備をして挑みましたよ!
初めて使わせて頂いた稽古場に、仮セットを立て込みます。

毎年のことながら台湾の劇場はサイズ感が全く違うので、動きが大きく変わります。
この舞台後方の二段ベッドもかなりサイズが縮小され、僕らは足を曲げて寝てました(汗)

新しいサイズに慣れる。
新しい動きを体に馴染ませる。
東京、大阪と既にたくさんの本番を踏んできていますから、セリフは当然馴染んできています。
なので、今まで気付かなかった部分などもより深くなっていき、立ち位置が変わることにより今まで目が合わなかった人と目が合ったり、見えなかった部分が見えたりして、新鮮さも加わる。
芝居はまた新たな方向へ舵が切られます。
ロングランでやらせてもらえる芝居の醍醐味です!!

音楽部も然り、日本公演では上手の高台にて演奏していたものを、台湾では高台が作れないので、下手に移動しての演奏となりました。
音楽部のみなさんもこれまで見えなかった動きや表情が見えて新鮮だったみたい。
こうして、また新しい『狭間の轍』に生まれ変わっていきました。

しかーし!!!!ここでアクシンデント発生!!
順調に進んでいた稽古でしたが、最終稽古前日!通し稽古中に44さんがまさかの肉離れに!
通し稽古だったため、なんとか続けようとする44さん。
「大丈夫ですか?」と聞いても「大丈夫、大丈夫!ツッただけだから。」と。
痛みに強い44さんの顔が歪み、足を引きずる姿に演出の海さんがストップを!
そのまま病院に直行。
暗雲立ち込める稽古場。

次の日…最終日の通し稽古は44さん抜きで敢行。
台湾公演のもう一つの大きな課題。字幕出し!
今回から初めて参加してくれた「劇団水中ランナー」主宰の堀之内良太。
字幕を叩くタイミングや、セリフとの整合性が取れているか?などなど、台湾に行く前にチェックしたいところが多々あったのです。
もちろん良太も初めての体験なので不安でいっぱいでした。

そこで行なった最終日の通し稽古。
なんと、44さんの代役は演出の海さん!!
これは結構レアな回でしたよ。
でもさすがの海さん、見事な代役っぷり。
44さんには申し訳ないのですが、これはこれで新鮮で楽しかった(笑)

こうして幕を閉じた台湾稽古。
いろんな意味で濃密な一週間でした!

台湾に出発する前日は1日だけのオフ。
疲れた体を癒します。
そして、ここでまたしても問題勃発!!

オフ日、なんだか体調が悪い(汗)
そして発熱…まさか。
去年の今頃を思い出す。そう!インフルエンザの症状と似ている(汗)
さらにコロナが世間を騒がせ始めたこの時期。
熱があると入国できない。インフルでも入国できない!
まずい、まずいぞー!!
一気に不安に支配される俺。
「なんてこったーーー(泣)」恐怖を押し切り病院へ。
結果は…『急性胃腸炎』!!
一気にホッとしました。

こうして迎えた出発日。

羽田空港に集まる面々。
良い!効く!と言われる診療所をハシゴした44さんも見事な回復を見せ、足を引きずらず歩けるところまで回復。

こうしてなんとか台湾へ向け出発。
コロナ禍の裏で起こっていた色々な難事。それらを乗り越えいざ台湾へ!

コロナの広がりがもう少し早かったら…
俺がまさかの前日インフルだったら…
44さんの肉離れが回復してなかったら…
海さんが代役やってくれていなかったら…

台湾公演実現の前に、もしかしたら台湾に行けなかったかも知れない?!

こうして無事に台湾に着いたゴツプロ!一同。
毎年恒例となった台湾スタッフのお出迎えに感激の再会を果たすのでありました。

その後僕らは松山空港にて、一瞬???となります。
な、なんと、舞台監督の野口さんが飛行機乗り遅れ(汗)
全員が、声を合わせ「えーーーー!!!!」

波乱含みの台湾公演。
さあ、どうなることやら。

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。