6月号 『夏がくる前に…』

【夏がくる前に…】

みなさんこんにちは。
梅雨ですね。ジメジメしてますね。そして暑いですね。マスク辛いですね。
そんな中お元気にお過ごしですか?
自分はなんとか元気にしております。
前回の『月刊ゴツプロ!』を書いて、皆様からご心配頂きました足裏のイボですが、はい!現在もまだ格闘中です(汗)
自粛中になんとか完治させたかったのに。
まだ通院中。終わりの見えない戦いです。
ま、次のゴツプロ!公演までにはなんとか!!
しかし、今月に入りようやくちょこちょこ外にも出るようになったのですが、マジでこの暑さの中、満員電車でのマスクはしんどい。
コロナも怖いけど、熱中症や脱水症状も心配になってきますよね。
人が少ないところではマスクを外したりの工夫をして、未曾有の夏を乗り切りましょうね!

こんな時でも夏はやってくる!
本来なら、海にプールにフェスにとイベント満載の夏なのに…今年は、熱い夏じゃなく暑い夏になりそうですね。

それでもエンタメもスポーツも少しずつですが復活の光が見えてきて、活動が再開してきましたね。
演劇界もいろんな試みがなされ、演劇人一丸となり[演劇の灯を消すな!]と踏ん張っています。

来月はいよいよ、ゴツプロ!主宰の塚原大助が歴史ある劇団『こまつ座』に出演します。
こまつ座 第133回公演 『人間合格』紀伊國屋サザンシアターにて7月6日より開幕!!
生で見れますよ(笑)
ぜひ劇場に足をお運びください。

海さん出演の『デジタル本多劇場』もご視聴くださった皆様ありがとうございました。
自分も見ましたが、上からのカメラに後ろからのカメラなども設置されていて、普段は絶対見ることのできない角度での観劇は面白かったですね。

そして、海さんと津軽三味線 小山会三代目 小山豊氏との新ユニット『tagayasu』旗揚げ公演も行われた6月。
久々の下北沢、そして久々の劇場。
久しぶりに会うメンバー!というより、久しぶりに会う家族以外の人たち(笑)
ちょっと緊張しましたもん(笑)
いやー、やっぱり生の緊張感はいいね!
演劇って見る側も少なからず緊張感があって、その緊張感を演じ手とともに共感して、劇場全体をみんなで作っていく。
あの感覚だけはやはり、配信では作り出せない唯一無二のモノですね。

そして、久々の下北もいいし、久しぶりに会うメンバーもやっぱりいいもんだ。

そうそう、我々ゴツプロ!月に一回のミーティングも先月はリモートでやりましたよ。

お陰様でおじさん達はみんな元気ですよ!
ご安心ください。

例年だとこの時期には次回作に向けて、習い事始めたり、諸々動いていたのですが…
さすがに今年はね。
演劇のこれからの在り方、スタイルも含め、色々と模索しながら進めています。
色々とこれまで動いてきたこと、現在進行中のもの含め多々あるのですが、もう少しお待ちくださいね。
皆さんに喜んでもらえるよう、一生懸命企画して、実現していきたいと思っています。

誰も予想していなかった緊急事態ですが、きっと光明を見出せるはず。
その時に今まで培ってきた底力と新しい発想力で強き作品を生み出す!
どうか皆様、楽しみにしていてください。

さてそんな今日は何書こうかな?なんて思って、今年入ってからの『月刊ゴツプロ!』を読み返してみたのですが、レポートが多くて意外に『狭間の轍』のことを書いてないなって思いまして…
さらにこの数ヶ月は自粛期間で、さして動いてもいなかったので、ちょっと思い出しつつ、今年の公演を振り返ってみようかと思います。

二月号に東京公演のことを書いて、「我々は大阪へ!その話はまた今度!」と言いつつ、書いてませんでした(汗)

台湾公演も今年はほとんどの方が来れずじまいでしたからね。
写真と文章で少しでも行った気分になってもらえれば。

ってことで、まずは大阪公演!
東京公演終わってからすぐの大阪入りだったんです。
で、今年は移動バラバラで好きなように大阪行って良かったのですが…
この3人はあえての深夜バスを選びました(笑)
結構嫌いじゃないこのノリ!!

(佐藤正和、かなやす慶行、泉知束)

まだまだ青春してます。
ただ、自分丸っきり勘違いしてまして、東京公演終わり一日丸々休んで翌々日夜の出発だと思っていたのですが、
まさかの東京公演千秋楽翌日の夜出発というね(汗)
完全に後悔です(泣)
ま、それでも楽しかったんですが。
着いてすぐの朝うどんも最高だし、

小屋入り前の通天閣を眺めながらのお好み焼きも最高でした!

※スワイプでアルバム内を移動できます。

知束グルメレポートはまた今度書きますね!

そして、小屋入り。
去年も書きましたが、大阪公演の近鉄アート館はあべのハルカスという商業施設の中にありまして、

(あべのハルカス)                 (近鉄アート館)

※スワイプでアルバム内を移動できます。

(あべのハルカス) (近鉄アート館)

まあ搬入、搬出が大変で、おじさんたちは老体に鞭打って頑張ります。
そして立ち上がったセット!

東京公演 本多劇場とほぼ同じセットです。
袖がないので上手、下手は若干狭くなってます。
そして一番悩み、大変だったのが客席。

大阪ではステージがフラットのため、座り芝居、寝る芝居が客席から見にくいのです。
これは流石に参りました。
客席を減らすと見てもらえるお客様が減る。
しかし減らさないと見にくいお客様が出てきてしまう。
みんなで検証しながら、最適な客席数、さらには芝居を一部変更。
何度も何度も立ち位置などを確認して本番に挑みました。
劇場が変わるとこうした問題も出てくるのです。
だからこそ逆を言うと同じ芝居にはならず、面白いんだと思います。

こうして幕が上がった大阪公演。
大阪でも素敵な拍手や感想をたくさん頂きました。
もちろん好き嫌いがあるので、去年の方が好きだったな。自分は今年の方が…
なんて話も上がりますが、これが嬉しい。
元々関西出身者もいない僕らゴツプロ!大阪後援会はじめ、皆様の御尽力で、少しずつ毎年見てくださる方が増え、こう言う話を聞けるようになった。
これは本当に嬉しい。

大阪公演、毎年ながら愛がいっぱい詰まった時間です。

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たくさんの差し入れも愛がいっぱい。
毎年最高のお弁当を届けてくださる、よしのりさん!今年もありがとうございました。

何度も書きますが、関西出身者がいない我々ゴツプロ!がこんなに愛して、愛されて、熱く素敵な公演ができるのは奇跡のようなことです。

無事に怪我なく事故なく迎えられた千穐楽。
たくさんのご来場に心震えました。
その後の打ち上げも後援会の皆様とたくさんのお話ができて楽しかった。
怒涛の東京、大阪公演の連続でしたが、喜んでもらえると、拍手を頂けると疲れなんて一気に吹き飛びますね!!

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後援会の皆様の後押しがなかったら…
よしのり弁当がなかったら…
試行錯誤の舞台作りをやってなかったら…
毎度パワーをもらうあの飲み会がなかったら(笑)…

今年も大阪公演の大成功はなかったかも知れない?!

帰京のとき、新大阪駅で飲んだビールとラーメンのうまさも好き想い出なり!!

このコロナ禍で今後の演劇はどうなっていくのか?!まだ正直明確に見えてこない日々。
来年、再来年、東京以外の土地で公演できるのか?

ただ、僕らこれだけは言いたい!
また必ず大阪の地で、あの皆様に囲まれて舞台をやりたい!
必ず、その日が来ることを信じて…

今年も本当にありがとうございました!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

5月号 『あれやこれや…』

【あれやこれや…】

みなさんこんにちは。
1ヶ月って早いね。
やっぱり月末になりました『月刊ゴツプロ!』(汗)どうもこの時期にならないと書く気分にならないみたいです(笑)お許しを。

みなさんお元気にお過ごしですか?
この2ヶ月で生活含め色々と劇的に変化した方も少なくないんじゃないかな。
そう言う自分もかなり変化しました。
緊急事態宣言はようやく解除となりましたがまだまだ油断できません。
自粛生活は変わらないわけで…
すっかり最近の生活にも慣れてきて、今度は社会復帰が出来るかどうか不安になってきている今日この頃です。
そんな中、来月6月1日からいよいよ下北沢本多劇場の再開や、演劇やコンサートが少しずつ出来るようになったり、嬉しいニュースも出てきました。

いやー早く舞台やりたいね。見たいね。映画館も行きたい!そして、みんなでワイワイ騒ぎたい(笑)
こんなに家族以外の人と会わず家にこもるって、幼稚園行きだしてから初めてだよ。
なんでもさ、なくなってから気付くけど、あれやこれも普通じゃないんだよね。

ま、そのお陰で今までできなかったことが出来たり、考えたり、家族とたくさん過ごしたり忙しい毎日が少しだけゆるーい感じになって良いところもあるけど。

自分の場合、足の裏の「魚の目」だと思っていた痛みが年々ひどくなってまして、今年の台湾公演の時なんてマジで歩くのしんどいくらい痛かったんです(泣)
それをこの機会に治療しようと思って皮膚科に行ったら、なんと「魚の目」ではなく「イボ」というね(汗)
びっくりですよ。で、時間はあるもんだから、このイボについて深く調べたりしてね。
これ時間あるからできることですから!!(笑)
液体窒素を当てて治療するんだけど、これが痛くてね。
毎回冷や汗タラタラ。治療した日と翌日なんて普通に歩けないくらい痛い(泣)
ね、これも今だからできる治療なんですよ。
だからね、この自粛期間に意地でも治してやろうと思っておるのです。

だんだんと話も脱線気味ではありますが、なんせ人と会ってないし、人と喋ってないからね(泣)

あと、あれ!いろんな整理ね。
これは時間ないと出来ないからね。
部屋の整理に断捨離、写真やデータ、ビデオカメラで録画したもの、頭の中…整理するものはたくさん。
自分が書き溜めていたモノとか、昔のドラマとか写真とか整理していると、ついつい見返しちゃって、それだけで一日終わったりするけど、これも時間があるからできること。

ゴツプロ!も早五年。
月刊ゴツプロ!も早三年。
動画見たり、台本読んだり、写真見たり…

そして、今月は旗揚げ公演の『最高のおもてなし!』小説版をリモート朗読で配信させてもらいました。
まさに、こんな時期だからできたこと!

楽しかったな。
豪華なメンバーにもご出演頂き感謝!
残念なことに大助と44さんは出演叶わずだったけど。
舞台とは変わったキャスティングでまた新しい『最高のおもてなし!』が作れたと思う。
ご覧頂いたみなさん、ありがとうございました!
まだ見てない!って方もこちらからご覧頂けますので是非!

https://www.youtube.com/playlist?list=PLNLkCcEK9KC92WcYTkYpdRj4H4q98iOda

これも五年やってきたからこそできたことだと思う。
そして、この作品が小説化されたからこそできたこと。

小説化が決まった時、みんなで喜んだのが昨日のことのよう。

2017年5月29日『ゴツフェス!』での発表!

舞台を見た方も、見てない方も、きっと楽しめる作品だと思う。
さらに小説ではそれぞれのキャラのバックボーンが細かく描かれているので、舞台版より深くなってます。
なんなら今、もう一回これを踏まえて舞台やりたいくらい(笑)

舞台と同じセリフが小説にも登場するんだけど、バックボーンを知って吐くセリフ、聞くセリフって全然違ってくる。
五年経って、もう一度同じ役に向き合って、感じ方、見方が丸っきり変わっていて、本当に面白かった。
なかなかこんな機会もないから。貴重な体験でした!
家で一人何度も読みの稽古やって、リモートで稽古して、いつもと変わらない海さんの激しいダメ出しを頂いて(汗)

なんせ、朗読だからセリフ以外のところも読まなきゃでしょ!
慣れてないもんだから、まあ下手くそで(笑)
最初の頃、海さんに「マジで家で稽古してよ!」って本気トーンで言われました(笑)
なもんだから、読みの練習含め、本も熟読して、さらに新しい発見もあってね。
まあ、楽しかったのです。

やっぱり僕ら芝居が好き!ってことなんよね。
セリフでの会話がたまらなくドキドキするし、心が動く瞬間がたまらなく生きている実感が湧く。

ゴツプロ!の原点。それが『最高のおもてなし!』
全てはここからはじまった。

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五年前のおっさん達!同じおっさんでも今より少しは若いかな?

早五年。そしてまだ五年!

いつの時も、バカみたいに笑い合い…

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人と、芝居と、役と、何事にも本気で向き合い…

※スワイプでアルバム内を移動できます。

そんな自分で、そんなゴツプロ!でありたいと思う。
打算なく、いつまでも僕ららしく、ワガママに想いのまま…子供のようなおっさんで!

この自粛がなかったら…
リモート朗読してなかったら…
みんなと会えない時間がなかったら…
最高のおもてなし!がなかったら…

改めて大事なことに想いを馳せる時間がなかったかも知れない?!

世は変わろうが、いろんなことが移ろいゆこうが、演劇、エンタメのスタイルが変化しようが、僕らの指針はブレることなく、大事なことを忘れることなく、楽しく、常に前に、笑って、泣いて、汗かいて、一生懸命に生きるだけ。

皆様に1日も早く生でお会いできる日がくることを願って…
これからもどうぞ『ゴツプロ!』をご贔屓に!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

4月号 『突撃レポート!台湾後編』

【突撃レポート!台湾後編】

みなさん、お元気にお過ごしですか?
自分は元気にしております。
当たり前ですが、引きこもり生活(泣)人にも会わず、会えず、電車にもひと月ほど乗っておりません。

こんなことは生涯で初めてのことで、おそらくこれから先もないであって欲しい出来事。
大変な世の中になりましたね。
先が見えない戦いほど不安なことはない。
僕らはまだしも、医療関係の方々やそれに準ずる方々は感染のリスクを抱えながら、日々看護にあたられて感謝しかありません。
先月も書きましたが、僕ら役者はもちろんこの状況でやれることも少なく、収入もなくなり不安な日々なのですが、それはどの業界の方々も一緒で、ましてや大きな飲食店の方が受けるダメージや、観光ビジネスのダメージなんて想像もできません。
日本だけでなく、世界が一丸となってこの苦境を乗り越えなきゃいけない時期だと思います。
世界がこうなってくると、本当に『戦争』なんてやっている場合じゃない!って、心底思ったりします。

今年に入り、ウイルス問題が徐々に出てきて、誰もがこんなことになるとは想像もできなった。
もちろん自分も正直軽く考えていた。
それがひと月経ち、ふた月経ち、規模がどんどん大きくなり、著名な方が亡くなられ、挙句外にも出れず、好きな人たちにも簡単に会えない環境になった。
会いたい人に会えることが当たり前じゃなくなった。
好きなことを簡単にできる世の中じゃなくなった。
食べたいもの、飲みたいものをいつでも好きな時に食べ飲みできなくなった。
そこにはたくさんの『我慢』が生まれた。

これから先は『新時代』。
きっと何もかもが変化すると思う。
だからこそ、今は耐え忍んで、力を蓄える。
まずは感染しないで健康でいること、今までできなかったことに時間をかける、いろんなことを見直す!そんなことを日々考えています。
なんせ、時間だけはあるから。

『月刊ゴツプロ!』こんな時でも当たり前に、ゴツプロ!として世の中に発信してゆく。

時間だけはあったから今月は早めに書こうと思っていたのですが…
如何せん前半は来月に予定されてた舞台の中止や、外に出れず、何事にもやる気が生まれずで(汗)
結局今月もこの時期に(泣)
楽しみにしてくださってるみなさん本当にごめんなさい。

今月号は先月号に続き台湾でのインタビュー後編をお送りします!
台湾から帰ってもうすぐ2ヶ月。
早いですね。でも2ヶ月前は台湾でお芝居できていたんです。
なんだか不思議だし、本当に奇跡的なことだったんだと思います。

そんな台北公演を思い出しながら…
みんなのレポートを今回も私 泉知束がお送りします!

濱谷康幸

(写真は取材時と別に撮っています。)

[2/26 ホテルにて]
前半戦終了して、オフ日に取材を敢行。
まずはゴツメンバーの濱谷康幸から!

○前半戦終わってどうですか?
「慣れてきた部分もあるけど、ここから毎回新鮮にやる楽しさ反面、しんどい作業だと思います。」

○台湾きて変わった所はありますか?
「立ち位置が違うから、今まで見えてない人が見えたりして、もらえるものもあるし、逆に日本でやってきたことが使えなかったりするよね。
演じて手側としたら全く違う流れになっている気がする。
台湾に来て、正太郎の存在がすごく大きくなったかな。
色んなエピソードがある中で、戦となるとやっぱり軸が三人に絞られて(玄吾、長治、正太郎)
正太郎の存在が両サイドにとって大きくなったと思う。
番屋側と戦に行った側と。まさに狭間だなって。」

○ここで濱谷さんに聞きます。一番好きなセリフは?
「…。」

○出ないですね(笑)じゃ好きなシーンは?
「アビさん(親方)が、ちゃらけて三回同じことするとこ。
親方の愛を感じる。この親方だからこの番屋が成り立っていて、だから玄吾もこうしてここにいて、俺もここにいたらこうなってないんだ!って。
だから事故の後も女買いに行くって言いながらもきっと奔走するんだろうなって感じてしまう。
あの時に俺はなんてことをしてしまったんだと!思います。」

○あと5ステージどうしましょ?
「きっと新しいことが生まれてくると思うので、最後まで新鮮にみんなを感じて全うしたいと思います。」

続いてメンバーのかなやす慶行に突撃!

○自分の一番好きなセリフお願いします!
「少しは感謝しなさいよ(津軽弁)。」

○好きなシーンは?
「最後のシーンかな。玄吾と長治のとこいいよね。」

○今回苦労したとこはどこですか?
「津軽弁も大変だったけど、人を慮る気持ちが、いいとこでもあり悪いとこでもあって、表現する塩梅が難しくもありやり甲斐があったな。
すごく繊細だからこそ、ストレートに当てない感じとかね。」

○台湾きて何か変わった?
「両サイドから見られてる緊張感がね、表現の世界が四方八方に広がっていて、楽しいね。
そして、年々ゴツプロ!さん待ってました!みたいな空気を感じるので、ほんと有り難いし、嬉しいよね!」

○残り5ステージに向かう気持ちを教えてください!
「稽古して、東京、大阪やってきて、あとはこれまでやってきた集大成というか、さらに超えていく1ステージ1ステージを大事にしていきたいね。
今回のお芝居はほんと飽きることがないから最後まで追求したい!」

[続いて後半戦二日目 2/28 劇場の外にて]
メンバーの佐藤正和を直撃です!

○後半戦残り4ステージとなりました。どうですか?
「とてもいいよね。盛り上がってるしね!」

○もっと話してもらっていいですか(笑)アビさん休演日に高雄行ったんですよね?どうでした?
「よかったですよ。1人になれて(笑)時折1人にならないとね。
僕こう見えて団体行動苦手なんで。」

○あ、アビさんが世界で一番気に入っていたハンバーガー屋さんがなくなってましたね。
「そう!!!それは本当にショック(泣)
なんでだよ!って感じ。誰も知らないでしょ?!台湾でハンバーガーがうまいなんて。」

○お芝居は?台湾きて変わりました?
「みんなやっぱり深くなっていくよね。自分のパートも、稽古で演出が変わったから、それによって色んなとこが変わるよね。
だからね、これを日本で見て、台湾でも違うバージョンを見たがってくれてた人たちが来れなくなってしまったのが、とても残念ですね。」

○また台湾来たいですよね!
「来たいね。台湾のお客さんも楽しみにしてくれている感じが伝わるので、とても素敵なことだよね。」

○残り4ステージ!どうですか?
「今まで通り、いつもいつも一生懸命にやるだけですね!」

続いては、客演で今回最年少の関口アナン君!

○10日経ったね。去年見て、いざ台湾の舞台に立ってどう?
「素晴らしい!の一言ですね。
お客さんがとてもあたたかく迎え入れてくれて、話には聞いていたけど、鳴り止まないカーテンコールが本当に素敵で、大好きです。」

○日本と台湾、色々と近いよね。本当みんなあたたかいし。
「ですね。気温も暖かいし、日本帰るのが億劫です。一番いい季節に来れてますよね。
ラッキーなことに晴れ続きだし、精神的にもすごく良くて、一日二公演も全然疲れないですね。」

○食べ物はどうですか?
「浜谷先輩とかは、『これも八角だから嫌だ!』とか、『これも八角の匂いすがする!』とか言ってるけど、僕は全然平気です。あ、臭豆腐だけは無理です(笑)
一番好きなのはジーロー飯です!!」

○舞台以外は充実してる?
「そうですね!夜市行ったり、いろんなとこ歩き回って楽しませてもらってます。」

○今回の経験が日本でも活かせられたらいいよね。ここからの意気込みを最後に。
「一つ一つ噛み締めて、今は状況が状況なだけに奇跡的にこうして舞台ができていることに感謝して最後まで楽しみたいと思います。」

続いてこれまた客演の内谷正文さんを突撃!

○台湾どうですか?
「最高だね。お客様の熱量がね。ここまで拍手が鳴り止まないって初めての体験です。
一人芝居は世界でやってきたけど、日系の方が多かったから、今回は八割以上台湾の方で、また新しい感覚だね。文化や生活の違いも感じるし。
これだけ受け入れてもらえてるっていうのは、やはりゴツプロ!の3年間の積み重ねだと思いますね。」

○色々と台北公演のことを耳にしていたと思いますが、実際体感してどうですか?
「いやーこれは素晴らしいよね。本当の意味での文化交流。
休演日に行った合唱団の方とのセッションも嬉しくて、感極まって大声で唄ったら危うく声潰すとこだったよ(笑)」

○台湾の方々の親日な感じをすごく感じますよね。
「そうだよね。これってすごいことだね。
そして、劇場さんの対応が素晴らしくて、これはまさに一流だなって感じています。」

○また台湾来たいですか?
「いやー来たいね。来年は一人芝居で、ゴツプロ!と同じ時期に(笑)」

○初のゴツプロ!どうでしたか?
「思っていた以上に楽しめたし、みんなと表現者としての仲が深まったことが何より嬉しいね。
これからもよろしくお願いします!」

メンバーの渡邊聡を突撃!

○聡さんは自分と相部屋ですが大丈夫ですか?(笑)
「今年も楽しくていいですね。ストレスもないですよ。
窓が開かないって思ってたんですが、今日12日目にして初めて開け方がわかりました(笑)」

○三年目の台湾どうですか?
「いやー有り難いね。昨今の状況下でたくさんのお客様にご来場頂いて、毎回鳴り止まない拍手を頂き、ああ…伝わっているんだなって感じています。」

○昨日から台湾スタッフにバトンタッチしましたが、完璧でしたね。
「すごいよね。我々がやりたいことを察知してくれて先に先にやってくれるってすごいと思う。
きっかけなんて、言葉がわからないとすごく難しいと思うけど、前半戦で日本人スタッフから必死に盗んで学んで、すごいね。ずっと我々がやりたかったことができてきてるよね。」

○いよいよ残り4ステージですけど…
「まだね、いきたいね。いきたいとこたくさんあるね。まだ伸びしろあるよね。
今回すごく入口で迷ったけど、少しずつ楽になり、東京と大阪で培って、台湾来てまた変化していって、まだまだえぐっていってバンって開きたいと思っています!」

[千秋楽前日の2/29 これまた劇場の外にて]
まずは客演の石川よしひろさんに突撃!

○いよいよあと3回です。25ステージやりましよ。お芝居でこのステージ数、なかなかないんじゃないですか?
「ないですよ。初めてですよ。」

○ライブだと最高何回くらいですか?
「30回くらいかな。」

○ぶっちゃけ飽きないですか?
「正直な話ですか?(笑)正直、中だるみはちょっとありますね。
なので、曲とか変えたりしますね。」

○芝居も慣れってあるじゃないですか?だからアプローチ変えたりしますもんね。
「あ、それは音楽も芝居も似てますね。
僕は普段、お芝居そんなにしてないのにこんなロングでやらせてもらって…
あと3回と思うと寂しいですね。」

○台湾どうですか?
「ノスタルジックで昭和の日本の匂いが残ってますよね。
パフォーマンスとしても、レコーディングで海外はあったけど、人前でやるのは初めてで、あんな熱く迎えてくれることがあるんだなって思いました。
台湾初日に最後の暗転のとき、初めて『電気つくな!』って思いました。あまりの感動に。
やっぱり反応も素直でいいよね。感情を押し殺してない感じで。
今回台湾来てやらせてもらって、自分ももっと素直に表現しようと思いました!いろんなことを。」

○今回こうして、ほぼ3ヶ月ご一緒させてもらって本当に楽しかったです。
「いや、ほんと楽しかったな。今後も楽曲でもなんでも自分に協力できることがあればぜひやらせてもらいたいと思っています。
ゴツプロ!すごくいい集まりだなって。
今回の公演はほんとすごく音楽にも影響してくれると思う。
今の想い、今使っている言葉をシンプルにやればいいんだって強く思いました。」

○残り3ステージ、意気込みをお願いします。
「よりこのまま。気負わずやります!」

続いては、音楽部 尺八の小湊昭尚さんを突撃!

○初ゴツプロ!どうですか?
「民謡を扱った舞台って初めての経験でとても貴重な体験ができました。ありがとうございました。
めちゃくちゃ楽しくもあり、毎回緊張もして、そして毎回涙を堪えるのが大変です。」

○台湾の反応すごいですよね?
「そうですね。やっぱり海外の反応ってすごいし、その中でも台湾はすごいですね。
日本でも外国人がやるライブとかだと反応がいいんですよ。だから他国の文化って受け入れやすいのかも知れないですね。」

○今回、お芝居でがっつり演奏されるのは初めてなんですよね?どうですか?
「毎回違いますからね。狙い過ぎてもダメだし。
事前に豊(三味線、小山豊氏)と何度も打ち合わせして作ってきたので不安はないんですけど、その時のアプローチが本当に正解なのか?もっと演者さんの背中を押せないかな?とか考えながら、楽しみながらやらせてもらってます。」

○今回ほんとご縁ですよね!スケジュール的にもこんなにハマるなんて。
「三年前くらいに豊と話していて、お互いじいちゃんの世代から民謡やっている家に生まれて、お互い家元で、これからはしっかり民謡を残していかなきゃねって話してて、いつか一緒に何かやれればって。
そんなこともあり去年から民謡のアルバムを制作していて、その時期に今回のお話をもらったのでほんとご縁を感じます。
海外の方にももちろん、日本の方にも民謡っていいもんなんだって思ってもらえる舞台なので、DVDも制作されてるって聞いたので、見てない方はぜひDVDでも見て欲しいです。」

○宣伝ありがとうございます(笑)…台湾でも民謡とお芝居!伝わっていますよね。
「そうですよね。笑えるとこは同じ感覚で笑ってくれて、感動するとこも深く感動してくれて、なんなんでしょうね。
やはりスタッフさんの気遣いや、字幕、それぞれの皆さんの頑張りで、演者とスタッフさんとの連携がうまくいってるからこれだけの大きな反応になるんだと思います。」

○僕ら勝手に、小湊さんとゴツプロ!一生のお付き合いだと思っておるのですが…
「もちろんです!」

○それで大丈夫ですか?
「あ、これ証拠的な(笑)」

○はい。証拠です。
「もちろんですよ!!」

○やった。

[3/1 千秋楽終わってすぐの劇場にて]
遂に終焉!熱気冷めやらぬうちに突撃レポート!
主演 44北川!

○終わりましたね。稽古場では全然話してくれなかったので今度は話してください。率直な感想は?
「本当になんだろう?えっと、えっと…いやー、なんとかなんとか終わってくれてね。
もう解禁ですけど、台湾の最終稽古で肉離れやっちゃってね。もう終わったと思いましたよ。
だってね、迷惑かけないように酒もタバコもやめていたのに、最後にね(泣)
でもどうにか、足もなんとか普通に歩けるようになって、喉も最後まで持って、今は「安心」の一言。」

○社会情勢も大変なことになってしまって…
「ね。こんな状況で千秋楽を無事に迎えられたのは奇跡でしかない。」

○そしてゴツプロ!での初主演!どうでした?
「やっぱり今までとは違ったね。もちろん喉も飛ばせないし、気持ち的なものもね。
見えない重責もあったんだろうな。すごいプレッシャーだった。」

○何が一番大変でした?
「やっぱり気持ちだね。ずっと続けていく!あとは体調管理も含めて、ほんと難しかったな。
でも、次の5年10年に続く一本になったと思います。ありがとうございました。」

最後にゴツプロ!主宰 塚原大助を突撃!

○終わりました。どうでしたか?
「疲れました(笑)
でも、ほんとよくやりきったなと思います。
そして、運にも味方してもらったなと。少しでも時期がずれていたら、また状況は変わっただろうし。
よくぞここまで、この状況でやり切れたなと、いろんな人に感謝しています。
そして台湾はすごかった。
やっぱり芝居も深まって、気づかなかったことに気づけて、毎年台湾で完結するね。
音楽部も毎日楽しんでくれて、新しいものがどんどん生まれてすごかったな。」

○三年目で、台湾のお客様も増えたよね。
「そうね。当初の目標は三年目で達成できたかなって。
そして、感動を直接伝えてくれて、広がっていってるのを肌で感じ、ものすごく可能性を感じるね。」

○しかし今回も色々あったね。大助も背中痛めたしね。
「ほんとね。だから日本帰ったら来年までに体を作り直す。痛まないしなやかな体にね。」

○終わってなんか変わった?次が見えた?とか…
「自分的に今回かなり葛藤もあって、自分がこんな風になるんだ!とか、いろんな感情が渦巻いた3ヶ月だったから、そういった意味では深いところまで感じられたとは思うけど、
うーん、まだ整理はついてないかな。」

○役もしんどい役だったよね。
「途中リンクしすぎて、もうどっちがどっちか自分でもわからなくなっちゃって…。」

○兎にも角にも無事終わってよかったね。
「ほんとそう。今日も満員御礼でこうして千秋楽を迎えられて、台湾のスタッフにも感謝でしかないね。
できる限り続けていきたいと思うし、そのために頑張らなきゃと思う。」

○今回、来たくても来れなかった日本のお客様もいました。いつも応援してくれているみなさんに一言。
「今回こういう状況の中で、演劇ができないってことがね、カーテンコールでもいつも言わせてもらっていたけど、芝居がないと生きていけないんだよね!豊たちだったら音楽ができない人生なんて考えられないわけだし。
そのために、それも含めて自分たちでしっかり空間を作っていく、国を含めて。
そんなことをすごく実感した。
台湾は、国も諸々な機関もしっかりしていて、学ぶことも多くて。
だから一人一人がもっとしっかりしないとなって。
文句ばっかり言わず自分たちがやる環境をしっかり自分たちで作る。
そしてお客様に提供する。
そんなことを強く想う公演でした。
本当に皆様、ありがとうございました!」

こうして怒涛の3ヶ月がここに閉幕したわけです。

ちょっとだけ自分の写真も(笑)こんな感じでリポートしてました。
みなさん、お疲れの所ご協力誠にありがとうございました。

みんなの気持ちを聞けて楽しかったし、こんなことを思っていたんだとか新たな発見もあってとても貴重な時間でした。

自分的にも台北公演は本当に奇跡のような、とてもとても貴重な公演になったし、きっと一生忘れることができない時間になりました!

日本と台湾との狭間がなかったら…
奇しくもこんな環境下でなかったら…
何としてもやり遂げるというみんなの強い想いがなかったら…
そして、みなさんの応援がなかったら…

この奇跡的な台北公演にはならなかったかも知れない?!

今はただただ感謝。
この想い忘れず、いつかまたみなさんと元気に会えると信じて…

いつもありがとうございます!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

3月号 『突撃レポート!台湾編』

【突撃レポート!台湾編】

みなさんこんにちは。
世間はウイルス問題の終息も未だ見えず混沌としていますね。
スポーツの無観客試合や相次ぐライブやイベントの中止。
そして遂には高校野球、春の選抜も中止に(泣)
高校球児だった自分は本当に胸が苦しくなります。
甲子園に行くために球児たちがどれほど努力を重ねてきたか!
たくさんのことを我慢して野球に費やしてきたか!
やっと決めた甲子園なのに…ニュースで見て涙がとまりませんでした。
ある学校の監督が生徒たちに中止を伝える場面で、
「誰も悪くない。悔しいけど、切り替えて夏を目指そう!」この言葉がグサリと胸に刺さりました。

外に行くことがまるで悪いことのような風潮に閉塞感を感じる今日この頃。
いつになれば…
一日も早い終息を願うばかりです。

そんな中ゴツプロ!は、3月1日に第五回公演『狭間の轍』を台湾は台北の地にて無事閉幕することができました。
これもひとえに関係者の皆様、ご来場頂いた皆々様のお陰です。
心より御礼申し上げます。

東京、大阪、台北と駆け抜けた2ヶ月28ステージ!
その最後となった台北公演。
訪台する直前からコロナウイルスが猛威を振るい、我々も実際に台湾に行けるのか?
公演を行えるのか?
不安な日々でした。
実際台湾に渡ってからも、日本から届く悲しいニュースの数々。
台湾でもイベントの中止が続出。
そんな中で我々ゴツプロ!が公演を最後までできたのは、徹底したスタッフの配慮でした。
安心して観られる環境作り。そして安全に公演ができるための惜しまない気配り。
まず、僕らキャスト、スタッフともに小屋入りする時に検温をし、手の消毒が徹底されました。
それを台湾スタッフが毎日紙に記入し、日々の体温の変化などもチェック。
本番前には客席を全て消毒液で吹き上げる。
できるだけの換気。
お客様の来場時も、全てのお客様の検温(熱がある方の入場はご遠慮頂く。)手の消毒。
マスク着用のお願い。
そして終演後、お客様がご退場された後にもう一度客席の消毒。
これを毎日、毎日、やってくれました。
一日2ステージの場合はもちろん、これが×2です。
できる限りの、思いつく限りのことを公演のため、お客様のためにやってくれた台湾スタッフの皆様には心から感謝しております。
もちろんこれだけで万全か?と問われると手放しに、はい!とは言えませんが、訪台して驚いたことがいくつもありました。
まず、日中25度以上の台湾でマスク着用率が驚くほど高いこと。
(帰国して日本でのマスク着用率の低さに逆にびっくりしたほど。マスクが手に入らないというのも大きな要因かもしれませんが。)
さらに、ホテルやレストランでも入り口で検温、消毒が徹底されています。
観光地などはマスクを持ってない人は入場できませんし、必ず入り口にサーモグラフィーが置いてあり、厳しいチェックを行っています。
正直、台湾と日本の対応の差をまざまざと感じました。

こういう日々の一つ一つが、強いては大きなことに繋がる気がします。
それが、演劇だったり、ライブだったり、イベントだったり、はたまた外食だったり…
個人、個人が危機感を持ち動く。
そうすることで、今よりは安心して外出でき、この閉塞感が少しは緩和するような気がします。
今公演を通して台湾の色んな対応に学ぶことが多々ありました。

今回の公演、我々にとって一生忘れられない公演となりました。
また、こうして無事に予定通りの日程で全ステージを終えられたことは奇跡だと思っています。

そして、そんな環境の中でも、今年も台湾は熱かった。
この熱気はなんだろうね。
台北公演今年三年目!
それぞれの想いも気になるとこではありますし、前回1月号の突撃取材が思いのほか好評でしたので、台湾でもやっちゃいました!

【突撃レポート!台湾編】

今回も私 泉知束がレポートしました。
日程もバラバラ、取材地もバラバラ。さて、どんな想いが聞けたのか?
1月号と読み比べてみても面白いかも。
では早速いってみましょう!!

(写真は取材時とは別に撮影しています。)

[2/26 ホテル 山野海部屋にて]
いきなり作家 竹田新さん、そして演出山野海さんを突撃!
海さんは今回残念なことに仕事があり前半戦で帰国となりました。

○三年目にして初めて途中帰国となりましたね。
「残念です。すごく残念です。
東京も大阪も全部いいけど、台湾きてどんどんみんながコツンと芝居が落ちてきて、よくなってくるから、台湾での千穐楽を見るのが一つの楽しみだからね。見られないのが本当に残念。」

○今年の台湾はどうでした?
「毎年お客さんが熱いし、今年初めてのアナンとかがすごく感動していて、それをみてるとやっぱりよかったなと思うし、お客さんと一緒になれる感覚って素晴らしいなって思ってます。」

○お芝居自体はどう変わった?
「大きくは変わらないけど、どんどんいらない間もなくなって、気持ちを作るっていうより、ただそこにいるだけの人になっていく!台湾っていうより、やはり長く公演できるってことは素晴らしいことだって毎年思います。」

○狭間の轍を生み落として、それが立体化した時に予想を超えたとこってありますか?
「たくさんあるけど、今回は豊(津軽三味線 小山豊氏)たちと一緒にやろうと決めていたから、自分の気持ちを吐露するとこや余計なセリフを敢えて書いてなくて、そんなことやったことないから分からなかったけど、いい科学反応が起きて、想像してなかった磯の匂いがしてきたり、カモメ島が見えたり、波の荒さとかの情景が浮かんできたりして、いい意味で映像っぽい感じがしたかな。」

○これって海さんが作、演出を一緒にやっているからこそでもありますよね?
「そうだね。今回は音が心情を表現していて、嬉しいことも、悲しいことも音が奏でていて、これってこれまでもあったのかもしれないけど、自分的には新しいことをやってる感覚はあったね!」

○次回もすぐやってきますけど(笑)次回作に向けて!
「実は書き始めていまして、去年から。もうね、追いかけ回されてますよ(笑)
以前はね、後ろから追いかけてきてたんだけど、今は追い抜かれちゃって前にいるのよ。
もう大変(笑)
あ、ちょっと一つ言っていい!どうしても言いたい(笑)
今回の作品で一番好きなところね。『ちんころ音頭』で、男たちがバカみたいに笑って楽しそうにしているのがものすごく好きでした!!」

○俺出てないけどそのシーン(笑)

続いてたまたま部屋に居合わせた音楽部より、小山会三代目 小山豊氏に突撃!!

○台湾どうですか?
「毎年変わらずストレートでダイレクトに返ってきていいですね!」

○台湾きて色々変わりましたよね?
「そうですね。弾いてる居場所が違うので、違うお芝居!までは言わないけど、それに近い感じがしてます。演じている役者さんがこんな顔してたとか、日本で見れなかったものが見えてくるので。」

○それによって変わりますか?
「もちろん変わります。
ラストの朝一さんのシーンとか、まるっきり見えてなかったので、ものすごく変わりましたね。」

○東京は二階で台湾きて下になりましたけど、その辺りどうですか?
「上の方が緊張しますね。上の方はマジで毎回緊張してました。」

○M0(オープニング曲)からの入りって日本と台湾は違う?
「それはあんまり感じなかったけど、静寂みたいなとこでいうと、日本の方が純粋に寒いってのもあって、みんなが寝てるシーンで「江差追分」弾くシーンはすごく好きでした。
ツーンって冷たい空気が心地よくて。
あ、ちなみに暗転では変顔してました。緊張の息抜きに(笑)」

○今回は始まる前からがっつり入ってもらいましがその辺りどうでした?
「いやー、今回はすごかったですね。
今回、漁をするシーンも唄だけだし、戦もないし、その辺省いていて、そこを自分が出す音で、大きな波に変わる日もあれば、凪いでる日もあって、それを表現できる贅沢はほんと有り難かった。
自分の中では全体通して一曲の民謡になっている気がして、すごく気持ちよかったです。
見た人みんな感想が違って、民謡の話、戦の話、漁師の話、見る人の感覚で全然違うものになっている。
この余白がすごい作品になったと思います。
さっき別の取材で聞いたんですけど、こっちの演劇は自分の感情をセリフにすることが多いらしく、それだけでも『狭間の轍』は新鮮だったと。」

(山野海)「なんか、今回は言えない感情を音楽が表現してて、音楽で表現できないものが役者にあって、役者に現せないものが照明にあって、これが全部丸くなって総合芸術になっていく気がした。」

○今回、伊藤多喜雄さんはやはりキーマンですよね?
「間違いないですね。多喜雄さんのお陰です。
多喜雄さんが「うまく唄うな!」ってよく言うじゃないですか?それがだんだんみなさん出てきたって思いました。」

○いやー、民謡って深いですね。締めとしたらあれですけど、今後ともよろしくお願いします。
「あーはい。よろしくお願いします(笑)」

続いて台湾から参加して頂いた、小山会青年部の小山清雄氏。

○今回2回目のゴツプロ!どうですか?三の糸に続いて。
他の舞台もたくさんやっている思うけど、ゴツプロ!って他と違うとこありますか?
「僕らか見て思うのは演奏者と演者さんがここまで密にやっているとこは他にないなって。」

○海外公演はどうですか?三味線だけだと海外経験もあると思うけど…
「そうですね!ありますね!」
(小山豊)「あのさ、こういうのって必要なことだけ喋ればいいわけじゃないからね。(一同笑い)」

○台湾は初?どうです?
「気温も人もあたたかいし、飯もうまいし…」

○なかなかないでしょ?あのカーテンコールとか。
「そうですね。なかなかないですね。」

○ちょっとさ、いいこととか喋ってもらっていい(笑)
(山野海)「この受け答えはハンサムな2枚目俳優の受け答えだからね!」

○日本では見ているだけだったけど、その時はどうでした?
「豊さんと小湊さん(尺八)で出来上がっていて、入る余地がないというか、出来上がったものに入るんだなって。」
(小山豊)「でもすごい勇気で、2回くらい前にすんごいアドリブを差し込んできて、僕だったらこうしますよ!みたいなアピールをしてきたんですよ。結果…全部いらなかったけど(笑)」
(山野海)「でも、いらなかったとしても豊的に嬉しくない?」
(小山豊)「いやーめちゃくちゃ嬉しかったですよ。」
(山野海)「芝居も同じだもんね。出したところからは引き算だけど、ないところは足せないからね。」

○東京、大阪もやりたかったですか?
「それは正直ありますね。日々変わってきているので、これがもっと長かったら更に面白かっただろうなと思います。」

(ここで、小山豊氏、山野、ガヤのフリートークが始まる(笑))

○清雄インタビューなのに全然喋ってないから!!!!喋って。
「はい。豊さんも小湊さんもすごく繊細なので、こんなに表現方法があるのかって、毎回勉強になります。」

(そして、色々雑談あって…)

○今後もよろしくお願いします(笑)
「よろしくお願いします!」

○44北川くらい喋らないな(笑)

この日は休演日でして、お昼の自由な時間だった為、突撃レポートというより座談会に突入(笑)
たくさんいい話を聞けました。
ってことで、このあたりですごく長くなってしまい(汗)、今回は前編ということで、来月役者中心の後編をお届けしたいと思います。
ね、来月も読みたくなるでしょ?(笑)

兎にも角にも…唐突だけど。

みんなの気持ちが一つになってなかったら…
絶対やれる!って信じてなかったら…
時期が少しでもずれていたら…
台湾スタッフの頑張りがなかったら…
そして、みなさんの応援がなかったら…

『狭間の轍』はここに完結できてなかったかも知れない?!

今はただただ…ありがとう!!

来月はこの続き!お楽しみに。

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

2月号 『旅の途中2020!』

【旅の途中2020!】

みなさんこんにちは。
巷ではウィルス騒ぎで持ちきりですがお元気ですか?
ゴツプロ!は元気に稽古して、いよいよ台北公演と向かいます。
そして、この『月刊ゴツプロ!』今回で丸3年。第36回目です。
早いですね。
3年あっという間。
いろんなことがありましたが、こうして続けていられるのも皆様のお陰です。
いつもありがとうございます!

そして、第五回公演『狭間の轍』東京、大阪、全19ステージを恙無く終了することができました。
日本国内でのステージは無事閉幕です。
これもひとえにご来場くださった皆様のお蔭でございます。
心より御礼申し上げます。
また、今公演に多大なる応援、ご支援、ご協力を頂きました全ての皆様に心より感謝しております。
誠にありがとうございました。

我々俳優陣が板の上に立っていられるのも、応援してくださる皆様あってです。
これだけは忘れず、これからも精進していきたいと強く思っております。

いやー、しかし始まってしまったら終わるのは一瞬。
怒涛の日々を過ごしました。
いや、過ごしております(現在進行中。)
稽古中にも、いろいろな場所で民謡を唄わせて頂き、本番前にも、
下北沢は下北路線街「空き地」にて『北海道江差町PRイベント』に出演させてもらいました。

二日に渡り出演させてもらったのですが、なんと初日は東京初雪。

雪の中での津軽三味線演奏。
そして「ソーラン節」。
ここが下北だということを忘れるような瞬間。
まさに神がかり的な時間でした。

『狭間の轍』では、江差町の皆様に多大なるご協力を頂きました。

みなさん、口を揃えて「東京の土地で『江差』を連呼する舞台を作ってくれてありがとうございます。」
と、仰って頂きました。
僕らがどれだけ観光のPRができるかというと本当に微々たるものです。
それでも、僕らの気持ちが嬉しいと色々な応援をして下さった皆様に感謝しかありません。

今回の舞台『狭間の轍』は、作品と地域【下北沢×北海道江差町】のみなさんとの深い交流ができたことが、
これまでになかった新しい一つであり、ものすごく大きな財産だと思います。

たくさんの皆様の想いを頂き、幕が開いた本多劇場公演!初日。1月24日!
仕込みからワクワクが止まらない。

何にもない舞台に、素敵なセットが組まれ、綺麗な明かりが入り、重厚な音が後押しする。
三位一体の総合芸術。
劇場に入って初めて見えてくる全体像。高揚感。うねり。
また『本多劇場』に帰ってきたんだ。帰ってこれたんだ!!!

いざ初日。
やっぱり初日が一番緊張する。
この作品をお客様がどう感じるのか?受け入れられるのか?
ふたが開くまではわからない。
不思議とお客様にも初日の緊張感は伝わるもので、劇場は独特な雰囲気を醸し出す。
始まったらノンストップ!ラストまで駆け抜けるのみ!!

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気づくとカーテンコール!
そこには最高の拍手があった。
その瞬間は『感動』以外のなにものでもない!
『狭間の轍』が初めて完成した一つの瞬間。
お客様と一緒に2時間を共有して出来た、ここだけしかないモノ。
やっぱり演劇は演劇にしかない魅力があると思う。
心の共鳴があると思う。
それだけを信じている!!

(初日打ち上げの模様)
この写真を見てもわかるように最高の初日でした。

そして26日のアフタートークイベントでは、江差町長 照井誉之助様にご登壇頂きました。

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演劇界で町長さんゲストのトークショーってあんまりないな、きっと。
すごく貴重な体験でした。
その後、我らが民謡の師匠『伊藤多喜雄』氏によるトークショーからのミニライブ、さらには「ソーラン節」を一緒に大熱唱!

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こんなことある??
なんとも贅沢なことです。
千穐楽後のトークイベントにも多喜雄さんにご出演して頂きました。
ここでは、津軽三味線小山会三代目 小山豊氏たっての希望で『貝殻節』を熱唱頂き、
さらにはなんと全くのサプライズ!!!
『相撲甚句 当地興行』をアカペラで唄ってくださったのです。
この唄はご当地ご当地の巡業が終わる時にお礼と、
今後もご贔屓にお願いします!と、いう想いを込めて唄う一曲。
この唄を多喜雄さんが我々ゴツプロ!のために唄って下さいました。
せっかくなので、歌詞をここで!

「下北沢の本多劇場でよ 本日限りよ
勧進元や 世話人衆 御見物なる皆様よ
いろいろお世話に なりました
お名残惜しゅうは 候えど
今日でお別れ せにゃならぬ
我々発ったる その後も
お家繁盛 町繁盛
コロナウイルスにかからぬよう
陰からお祈りいたします
これから我々ゴツプロ!一行は
大阪、台湾と巡業して
晴れの舞台へと出世する
またのご縁があったなら
再び東京へ 戻ります
その時 これに勝りし ご贔屓を
どうかひとえにヨーホホホイ
ハァーゴツプロ!願いますヨー」

全員号泣でした(笑)
だって、だってさ…嬉しいじゃない。
多喜雄さんが「我々ゴツプロ!」って言ってるんだもん。
最高の宝物を頂きました!
ありがとうございました!

さらに我々が三年前から活動している台湾との演劇文化交流。

いつも我々が台北公演でお世話になっている劇団「VM theatre company」主宰のクリスと、
台湾では知らない人がいないほど有名なコメディスターで、司会から俳優業、
映画監督までこなしてしまうマルチタレントのポン・チャチャさんが来日。
アフタートークにて、ご挨拶頂きました。

たくさんの人と出逢って交流して、深くなって、知って、わかって、話して、また広がってゆく。

今回もゴツプロ!らしい公演になってきました!!

今年も本多劇場ありがとうございました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

神棚に手を合わせ。

空の舞台で集中して…

袖の控えで緊張して(笑)

舞台へと駆けてゆく!!

※スワイプでアルバム内を移動できます。

毎度死ぬほど緊張して、変な汗かいて、自分と戦って、舞台へと駆けてゆく。
そこはあたたかい光とお客様の眼差しと、高揚感。
皆様と作り上げるこの時間はきっと最高の贈り物。

今年も本多じゃなかったら…
このメンバーじゃなかったら…
皆様に見てもらえなかったら…
気持ちいっちょでやってなかったら…

こんなご褒美はもらえなかったかも知れない?!

そして我々は大阪へ!
その話はまた今度。

さ、いよいよ『狭間の轍』最終地、台北公演。
果たしてどんなドラマが待っているのか?!

神のみぞ知る!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

1月号 『稽古場、突撃レポート!』

【稽古場、突撃レポート!】

2020年明けましたね。
遅ればせながら、おめでとうございます。

今年もゴツプロ!並びに『月刊ゴツプロ!』を何卒よろしくお願いいたします。
今年はね、本番がいつもより遅めのスタートですから、本番前に一月号を書いておりますよ。
お休みも大晦日から明けて三が日もあったので例年よりは少し正月気分を味わえました。

稽古は四日よりスタート。
まずは稽古場に本番に近いセットを立て込みました。
毎年恒例の初詣もみんなで行きましたよ。

【狭間の轍】の成功をみんなで祈願してきました。
さらに新年会を開き、スタッフさん音楽部も集まり、稽古場2度目の『ゴツ鍋!』開催。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

鍋を囲み杯を交わし、語らい、チームワークもバッチリです。
稽古は順調に進んでおりますよ。
そんな今日は、初の試みとして、稽古場インタビュー形式でお送りしたいと思います。
3回目の通し(音楽部初入り)後、ワタクシ泉知束がそれぞれを突撃取材しました。

まずは、ゴツメンバーのかなやす慶行から!

○今回どんな役ですか?
「番頭です。集団の中でナンバー2なんですけど、今までゴツプロ!ではやったことのないポジションです。」

○どうですか?やったことのない役は!
「なかなか楽しいですよ。」

○難しいとこは?
「方言かな。アドリブもできないし、音に引っ張られて、感情となかなかマッチしてこない。」

○毎回いろんな壁がありますよね。今回は民謡もありますし!
「そうね、それがゴツプロ!だね。毎回新たな境地に挑戦する。今回、今までやってきてないゴツプロ!らしさが生まれてる気がするのでご期待ください。」

続いて、渡邊聡さん!

○今回どうですか?
「いやー苦戦してますね。まだ全然わからない。」

○今回5回目ですが。これまでと違う感じあります?
「今回ゴツメンバーが全然違う役所な気がする。いい意味でまた新たな提示ができるかなって。」

○あと二週間どの辺やっていきますか?
「もちろん漁師になって仲間との絆深めて、あとは津軽弁かな。全然違う!って本場の方に言われないように頑張る。」

○あとは身長を伸ばすくらいですかね。
「そこはいいじゃねえか(笑)」

続いて客演の関口アナンくんを突撃!

○海外公演に行くことはなんか感じてる?
「去年の台湾公演をお客として見に行って、日本の演劇を見ている台湾のお客様がずっーと拍手をしていたのが印象的過ぎて、その音を中から浴びれると思うと、今から震えますね。」

○初めてのゴツプロ!稽古はどう?
「男の人しか出てないので重厚感が半端なくて、それは脚本からもすごく感じてます。稽古は初めてなので進み具合が順調とかわからないけど、ペースは早いですね。」

○アナン、最年少じゃない。ゴツプロ!最年少の俺ともひとまわり違うからね、その辺どう?
「ラッキーの方が大きいかな(笑)自分にしかできないポジションがあるし、今の歳でしか感じられない感覚もある。とにかく楽しんでます。」

続いてこれまた客演の石川よしひろさん!

○舞台はいつ以来ですか?
「三年ぶり。」

○三年ぶりの舞台はどうですか?
「いや、楽しいですけど、ペース早いですね。初めての経験です。日に日に台本がみなさんの手から離れていく(汗)。ここ最近、寝たことないくらいの時間寝ています。自分でもびっくりするくらい寝ています。みなさんのお陰で(笑)」

○ここを見て欲しいってところ教えてください!
「全てですけど、後半になっていくにつれ、人間の心の機微が研ぎ澄まされていく、舞台上にいて自分がやばいくらいきてしまうので、そこにいくまでのオープニングからの流れをしっかり追いかけて欲しいです。」

さらに客演の内谷正文さん。

○初ゴツプロはどうですか?
「スピードが早い。」

○よしひろさんと同じこと言ってますよ(笑)内谷さんゴツプロ!に合ってる気がしますが…
「本当に?え?見た目だけじゃない?ま、俺が一番ゴツプロ!かなと。」

○ここを見て欲しいってところ教えてください。
「明治の漁師の生き様。天国も地獄も見てきた男たちの生き様を。
そしてやはり民謡ですね。
今回ほんといい作品になると思う。本番が楽しみです。」

メンバーから佐藤正和!

○今回いつもと違う役ですよね。
「そうですね。まだなんというか中身が見えないですけど。」

○でも楽しいんじゃないですか?
「いやいや楽しくはないですよ。いつも辛いですよ。楽しそうにやってるように見えるでしょ?そう見えてないといけない役所だからね。」

○今回5回目の記念公演ですが…
「そうだね、言われてみればね、5回目まできたね。なんだかんだ言って。でも今回が一番稽古楽しいかも。いろんな意味で。だからこそ、これからみんなでさらに良い作品にしたいな。」

メンバーの濱谷康幸!

○ゴツプロ!文芸部として今回の作品どうですか?
「今までのゴツプロ!作品で一番男っぽい気がするね。」

○戦、明治って時代感を出すのって難しいですよね。
「そうね。でも漁師っていうのはゴツプロ!にとても合ってる気がする。」

○今回気をつけているところはありますか?
「自分の役が周りの人に影響を与える役だから、これまでとは逆かなって。これまではみんなのお芝居からもらって影響されていく役が多かったから、そこが一番違うので、今日の通しやって、そのあたりをひしひしと感じたので、その辺りも踏まえて、これからの稽古に取り組みたいと思います。」

次は、第三回公演【三の糸】からお世話になっております。津軽三味線小山会三代目 小山豊氏!

○ゴツプロ!に関わって頂いて三作品目ですが…
「そうですね。自分自身すごく変わってる気がしますね。関わり方や想いも含めて、より深くなってます。」

○今回は特にいろんなご縁がありますよね、民謡も含め。
「今やるべきことだったのですごくご縁を感じるし、これが日本の民謡界にとっても有意義なことになればなって思います。」

○今回の意気込みを聞いていいですか?
「あんまり深酒しないようにね、、、出ずっぱりですからね。下の方もね(笑)」

○我々は今回もご一緒できてとても心強いですよ。
「ありがとうございます。異常に楽しいです。芝居の間に音を入れていくとか、セリフの心情に合わせていくとか。」

○今日は初の音入れでしたが、どうでした?また、ここ違うなとかありました?
「やっぱり楽しいですよ。また変わっていくだろうし。違うとこは、たくさんありますね、毎回ありますよ。その場の空気はその場しかないので、やっぱりこっちの方が良かったかなとか…
でも集中しているとそれすら感じない瞬間もあって、いやー面白いです。これからが益々楽しみです。よろしくお願いします!」

さ、この辺りで今回主役の44北川さんに突撃!

○3回目の通し終わりましたが…
「今は待ってください(苦笑い)」

○今回主役ですけど…
「もうちょっと時間ください(苦笑い)」

○今までとは違うとこを教えてください。
「いやもう頑張ります。」

○もう少し長めに話してもらっていいですか?
「…。」

○みじかっ。。。

気を取り直して、作家 竹田新さん!そして演出の山野海さんへ!

○今までにない部分ってあります?
「音楽部が生で入るってことは素晴らしいね。そこの瞬間に合わせて音を入れるなんて贅沢で、羨ましいよ。嫉妬でしかない(笑)。その時の息があって、芝居と音楽が融合した瞬間は最高。だからすごいものになる自信はあるね。」

○今回の脚本って今までとは違いますか?
「一番硬派で、一番男を描いてるなって、何回か通し見て思ってます。漁師っていう特殊な職業って、男の人がどこか憧れる職業だと思う。舞台上のリアルをすごく考えて、演出したり書いたりしてるんだけど、そうすると漁師ってやっぱり男の仕事だなって改めて思った。」

○演出方面で、さっきからゲストの方が進め方が早いって…
「(笑)まあね、せっかちっていうのもあるけど、やっぱり荒くても最後まで通して初めてその人物の筋が見える。そしたらそこから巻き戻して、初っ端からいくともっと深くなると思う。その深みがやりたくて確信犯で早くやってる部分はあるかな。」

○客演さんお三方いますが、どうですか?
「それぞれ個性的でね、面白いね。石川よしひろさんはミュージシャンでしょ。役者が出せない音で入ってくるから。それがちょうどよくて、気持ちいいね。そして、内谷さん!男前じゃないですか?今回のテーマは「男前の無駄遣いです。(笑)」もちろんラストはかっこいいけど。そこにいくまでがね。内谷さんもありえないトーンを醸し出してくれて、毎回笑わせてもらってます。最後に関口アナンは、『ふくふくや』でも何度か一緒にやってるから、私の本の中ををよくわかってくれてるなって。
で、さっきも本人に言ったけど32歳でこんな贅沢な舞台やりやがって!って。」

○ゴツメンバーも5回目で変わってきてますか?
「どんどん変わってきてるし、もちろん私の立ち上がりの早さもペースも知ってるし、やりたい方向性もわかってくれてるから絶対的な信頼感がある。とてもバランスが良くなってるし、それでいて馴れ合いは一切ないから、すごく面白いね。」

○最後に一言お願いします。
「伊藤多喜雄さんに習ったソーラン節、プロみたいにうまくはないけど、役者だからこそ、気持ちや魂を乗せて、男たちの生き様が「ソーラン節」に乗っかればそれが一番の見所だと思います。ご期待ください。」

最後にゴツプロ!主宰であり、公演のプロデューサーでもある塚原大助!

○5回目です。今どんな感じ?
「今はね…毎年大変さは違うけど、今回は規模感が全然違うから、動員数が増えてるのが大きいよね。
そのために動いてきたこともあるし、その点は去年までとは比べものにならないプレッシャーもあるね。」

○今回の役はいつもと違う感じがするけど…
「今回演じる十三郎の心情はよくわかるんだよね。作品の中でも、ゴツプロ!としても、個が立ってこその仲間!ってテーマがあるけど、それが自分自身にすごくリンクしてる。だから、終わった後に何を自分が得てるのか楽しみ。」

○主宰として見据えるこれからのゴツプロとは?
「今は2021年まで決まっているけど、そのあとの自分の状態や何を見据えてるか?わからないかな。
進んでいかなきゃいけない中で、2021年のあとね…どうなんだろうね?逆にどう思う?(笑)」

○次の次まで決まってることも初じゃない!今までは目の前のことだけだったから…
「そうね。また今までとは違うことが起こるから、楽しみでもあり、不安でもあり。」

○今の演劇界は仕掛けが早いじゃない。劇場の予約とかも含め…
「そうだね。いろんなものに葛藤があるけど、目標だけは掲げて、そこでいろんな人に会って、意見聞いたり、いろんな企業さんにプレゼンに行ったりすることが増えて、新たな動きができているのは嬉しいけど、大変でもあって、これがどういう反応を起こしてゆくのか?今後わかるのかな。」

○今回見て欲しい点は?
「演劇と民謡!津軽三味線と尺八という伝統楽器とのコラボはすごく大きな見せ所です。今日音楽部が入って、これからどうまとまっていくのか?あまり見たことのない芝居になると思う。ミュージカルとも全然違うし。通して見て不思議な感覚だったけど、これがうまくはまったらいいグルーヴが生まれる気がする。キャストもバランスいいし、とにかく美術もいい。照明も楽しみだし、小屋入ってからの楽しみが多い。まだまだ動かなきゃいけないことたくさんあるけど、とにかくやれるだけやってあとは天に任せる。やりきるよ!!」

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通し稽古の後、クタクタなところを突撃取材させてもらいました。稽古場レポート!!
いろんな意見を聞けて楽しかった。
それぞれに葛藤があったり、悩みがあったり…それぞれの“狭間”で勝負して。
その一歩が一歩が素敵な“轍”となり、本番の板に乗っかればいいな。

とにかくたくさんの方にお届けしたい。
今はそれを強く強く願ってます。
まだまだやること多いけど、きっとその先に見えるものを信じて、僕らは突き進みます。

みんなの狭間がなかったら…
演出が演者を信じてなかったら…
演者が演出を信じてなかったら…
音楽部の魂の音がなかったら…

稽古場でのこのグルーヴ感は生まれなかったかも知れない?!

これからまだまだ研ぎ澄まし、個を強くし、全体をあげてゆく。
後10日間。まだ10日間。
深く、太く、細かいディティールに拘って作り上げたいと思います。

2020年1月、ゴツプロ!第五回公演【狭間の轍】ご期待ください。
キャスト、スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

12月号 『熱い冬のはじまり!!』

【熱い冬のはじまり!!】

みなさま、こんにちは。
2019年も残すところあとわずか。
いかがお過ごしですか?
今年も暮れていきますね。
来年は東京オリンピックですね!
オリンピックが東京に決まったのつい先日だった気がしますが…
時は流れております。
この『月刊ゴツプロ!』も三度目の12月。
みなさまにご愛顧頂き、こうして続けていけることに感謝です。
この一年も『月刊ゴツプロ!』ご愛読と共に、ゴツプロ!を応援頂きありがとうございました。
来年も変わらず応援のほどよろしくお願い致します。

次は【狭間の轍】、劇場でお会いしましょう!

あ、終わってしまった(笑)
たまにはこれくらいで(汗)
だって、皆さんご存知…稽古中ですから!!!!

セリフ覚えなきゃいけないし、動き確認しなきゃいけないし、唄の練習あるし…
目がまわる。
おじさんたち、老体に鞭打ってやってますよ。

はじまりました!
ゴツプロ!舞台稽古。

かえってきました、この場所に。

一年ぶりに…

第四回公演『阿波の音』が終わり10ヶ月。
それぞれがそれぞれに活動し、時に集まり、話し、決めて、準備する。
この準備から、決めていく作業が大変だし重要。
そこからの稽古開始。

待ちに待ったこの日。

僕らは役者なんだ!!
芝居が好きなんだ!!
ゴツプロ!が好きなんだ!!
芝居して、生きてる実感を味わっている!!

稽古場での一瞬一瞬が尊い。
そう思える毎日です。

今月も色々ありました。
まず12月初日は今年もやらせて頂きました【ゴツフェス!】
本多劇場でのフェス、翌年は飲み会!そして今回は、みんなでボーリングからの飲み会。
結局飲み会(笑)
これがね、予想以上に盛り上がりましてね。
楽しかった。

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とにかく僕らゴツプロ!めっちゃ楽しかったです。
本来楽しませなきゃいけない側ですが、来て頂いた皆様のお陰でほんと楽しかった!
スポーツっていいですね。
そのあとのお酒も美味しく感じますしね。
みなさまと交流を持てて、いろんなご意見も聞けて、本当に貴重な時間でした。
ご来場頂いたみなさま本当にありがとうございました!!

そして、今年も12月はたくさんのパーティーにお招き頂きまして、民謡、ソーラン節を唄わせてもらいました。
毎年毎年、本番前に人前で披露させて頂く貴重な体験。感謝でしかないです。
まだまだ技術のない僕らですが、心意気いっちょでやらせてもらいました。
本番には必ずや仕上げますのでご愛嬌ということで。

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一つ一つ経験させてもらう中で、わかってくること、反省点も見えてきます。
中でも、師匠 伊藤多喜雄さんが専修大学で行われた公開講座に呼んでくださって、そこでも唄わせてもらいました。

「音の哲学」〜魂の唄が聞こえる〜
哲学ってなんだろ?
難しいことはわかんないけど、この講座を聞いて、なんとなく体感した。
多喜雄さんの生き様、そこから奏でる唄がすなわち哲学なんだと。
難しいことなんて何もいらない。
人の魂は肉体から放たれ、それを受けるようにできている。
民謡=仕事唄
多喜雄さんの民謡を聞いていると、それが実感となる。
労働の背景が見える。
船が大海原に出ていく時、牛が荷物をのせてゆっくりと歩く時、嬉しい時、悲しい時、休みたい時、攻める時…唄が出来上がった背景が見える。
これってすごいことだ。
まさに【哲学】!!
多喜雄さんに教えて頂いている事を改めて誇りに思います。

そして今月中旬に始まった稽古。

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主宰 塚原大助の辛抱たまらん雄叫びから今年もスタート(笑)
みんな待ちに待った日です。
いつも素敵な脚本をくださる竹田新さんに感謝。
初日の本読みほどぞくっとくる瞬間はない。
これ何度も書いているけど、活字に魂が吹き込まれ、動き出す瞬間。
何度やってもたまらない!!

今回もまた想像を掻き立てられる脚本です。
よくもまあ、毎回毎回こんな脚本が書けるなと尊敬しかないですよ。
今回も竹田ワールド全開です。
皆さん、ご期待くださいね。
初日は大体初日打ち上げと称しスタッフさんと共に乾杯しにいくのが通例です。(ゴツプロ!のね(笑))
でも今回は初の試み!
初日稽古場鍋。
やってやりました!!
最近なかなか稽古場で鍋できるタイミングもないので、なんなら今回は初日からやってやろうって事でね(笑)

自分の本領発揮ですから(笑)

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去年の【ゴツフェス!】に来て頂いた方はご存知だと思いますが、ゴツプロ!名物の【知束鍋】味の七変化です!!

初日からみんなで鍋をつつき、チームワークばっちりです。

今回北海道が舞台なので、方言指導もがっつり入って頂き、稽古前などにしっかり復習。

例年のごとくハイピッチで進む立ち稽古。

民謡練習!

※スワイプでアルバム内を移動できます。

どれをなくしてもこの公演の成功はありません。
やります!
とことんやります。

今年も手前味噌ですいません。
すごい作品になります!

僕らのテーマ、【圧倒的なお芝居を!】

去年の12月もこれを書きました!今年も書かせてもらいます!!

『最高のおもてなし!』がなかったら…
『キャバレーの男たち』がなかったら…
『三の糸』がなかったら…
そして『阿波の音』がなかったら…

もしかしたら、今回のこの『狭間の轍』はなかったかも知れない?!

動く度に縁ができ、広がり、深くなり、太くなり、出逢った全てのみなさまに支えられ我々は公演できております。

2019年も素晴らしい一年でした。
応援くださった皆様にこの場をお借りして、心より御礼申し上げます。
本当に本当にありがとうございました。

皆さんあっての我々です。
恩返しは板の上だと思っております。
これからいくつもの山を超えて、必ずや、

このメンバーで、皆様に最高の舞台をお届け致します。

ゴツプロ!はまだまだ進化します。
2020年もご期待ください。

最後になりますが、メンバー一同より、
2019年も本当にありがとうごとうございました。
そして、2020年も何卒よろしくお願いします!
最大限の感謝を胸に来年も突き進みます。

2020年幕開けは、【狭間の轍】でお会いしましょう。

月刊ゴツプロ!2019年、完。
2020年に、、、つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

11月号 『未知なる世界をひた走る!』

【未知なる世界をひた走る!】

みなさんこんにちは。
めっきり朝夕は冷え込んできましたがお元気にお過ごしですか?
『月刊ゴツプロ!』の時期ですよ。
そうですよ、月末ですよ(笑)
月が変われば、師走です。
今年も残すとこあと1ヶ月。
12月はね、忘年会に年賀状に、仕事納めにいろんなことがてんこ盛り。
そんな12月は僕らゴツプロ!の稽古開始です。
いよいよです、いよいよです、と煽ってきましたが、本当にいよいよ。
待ったなしです!
先月号にて、どんどん加速します!と書きましたが、今月もさらに加速です。
この時期になると、メンバーの会う頻度も増えます。

毎月定例のゴツミーティングでも、いつもに増して決めること、解決しなきゃいけないことも増えていきます。
稽古入る前にもやることはたくさん。
でも、この準備があるからこそ、本番での成功もあるし達成感もある。
全てはお客様に喜んで頂くため。

【未知なる世界をひた走る!】

みなさんこんにちは。
めっきり朝夕は冷え込んできましたがお元気にお過ごしですか?
『月刊ゴツプロ!』の時期ですよ。
そうですよ、月末ですよ(笑)
月が変われば、師走です。
今年も残すとこあと1ヶ月。
12月はね、忘年会に年賀状に、仕事納めにいろんなことがてんこ盛り。そんな12月は僕らゴツプロ!の稽古開始です。いよいよです、いよいよです、と煽ってきましたが、本当にいよいよ。
待ったなしです!先月号にて、どんどん加速します!と書きましたが、今月もさらに加速です。
この時期になると、メンバーの会う頻度も増えます。

毎月定例のゴツミーティングでも、いつもに増して決めること、解決しなきゃいけないことも増えていきます。稽古入る前にもやることはたくさん。でも、この準備があるからこそ、本番での成功もあるし達成感もある。全てはお客様に喜んで頂くため。

そして素敵なポスターも、小田急さんはじめ、いろいろなお店などにもお目見えしました。
駅で見つけたりするとやっぱり嬉しい。
ご協力頂きました皆々様本当にありがとうございました。

さらに今回は初の試みとして『ポスターサポーター』を募集させてもらいました。
これは、企業様やお店などなどで貼ってもいいよ!って方を募る企画。
これがまた、たくさんのご応募を頂きまして、本当に嬉しい限りです。
こちらもありがとうございました。

あとは…

メンバー数人でプロレスいきました(笑)
ゴツプロ!公演をいつも見に来てくれる【大日本プロレス】の岡林裕二選手。
両国国技館開催の大会をみんなで応援。
めっちゃ興奮です。
名物の焼き鳥も食べましたよ(笑)
プロレスって、ちょっと芝居に似てるなって思ったり、体を張ったパフォーマンスに心熱くなったり、大声出して応援したり、笑ったり、拍手したり…
海さんが言った一言「プロレスって元気になるね!」まさにそうです。
たくさんのパワーと元気をもらいました。

岡林選手、お疲れ様でした!
試合の時とは180度違うこの笑顔、素敵です!!

矢継ぎ早に今月の出来事を書きましたが、今月は何と言っても、『民謡披露』これに尽きます。
まさに未知なる世界!

まずは、今月10日中目黒にあります『正覚寺』という、それはそれは立派なお寺で、400年の喜年を迎える記念事業として行われた奉納イベントにて歌わせてもらいました。
小山会三代目、小山豊氏にお声掛け頂き、歌わせてもらいました。
残念ながら、私、泉知束と44北川、渡邊聡は参加できなかったのですが、客演の石川よしひろさんが出演。

岡林選手、お疲れ様でした!
試合の時とは180度違うこの笑顔、素敵です!!

矢継ぎ早に今月の出来事を書きましたが、今月は何と言っても、『民謡披露』これに尽きます。
まさに未知なる世界!

まずは、今月10日中目黒にあります『正覚寺』という、それはそれは立派なお寺で、400年の喜年を迎える記念事業として行われた奉納イベントにて歌わせてもらいました。
小山会三代目、小山豊氏にお声掛け頂き、歌わせてもらいました。残念ながら、私、泉知束と44北川、渡邊聡は参加できなかったのですが、客演の石川よしひろさんが出演。

こんなに素敵なお寺さんです。

どうですか?このシュチュエーション!
かっこいい!!

黒尽くめのおじさん達はいつも一所懸命です。
道無き道をひた走ります。

さらに22日はビッグイベント!!

なんと民謡の師匠『伊藤多喜雄』さんのコンサートに出演させて頂いたのです。
客席数800名。
そうそうたるミュージシャンで結成される『TAKIOバンド』の生音に、素敵な映像。
最高です!まさかこんなところで歌えるなんて。
これまた未知の世界。
信じられないことが起こっている!
この日も我々、カラオケでの自主稽古は欠かしません(笑)
素敵な楽屋に美味しい弁当まで頂きまして、至れり尽くせり。

リハーサルが終わり、出番まで結構な待ち時間がありまして、楽屋でいろんな話もできて、本番前の高揚感と緊張と、和室楽屋の落ち着き感と…
とってもよい時間でした。

こんな大きな舞台で…

出番前の緊張の時!

できた、できなかったは別として(別にしたらダメか(笑))
でも、敢えて別として、めちゃくちゃ楽しかった。
お客様に手拍子まで頂いて、すごく感動しました。
暗めの照明だったので、客席が見えなかったから緊張が少なくすんだのかも(笑)

兎にも角にも、こんな大舞台で歌わせてもらえたのは、すごい経験となりました。
たくさんの方々の御尽力で出演させて頂いた舞台!心より感謝です!
ありがとうございました。

そして今月ラストは、まさに我らの原点!

津軽三味線の師匠、小山豊氏の発表会。
24日にこちらで歌わせてもらいました。

相変わらず素敵な空間。
思い返せば、二年前こちらで三味線を弾かせてもらいました。

思い返しただけで手に汗が…
あの緊張感を思い出す。

今年はそこまで緊張しなかったけど、やはりここは僕らにとって特別な場所です。
民謡と出会わせてもらったのも、師匠の伊藤多喜雄さんと繋いで頂いたのも師匠、小山豊氏。
ゴツプロ!を語る上で決して忘れてはいけない偉大な人。
いつも本当にありがとうございます。

ここからはじまった我らの一芸。
一芸というと軽く聞こえてしまうかもだけど、毎年舞台に一つの芸を取り入れることで、僕らの視野は広くなり、年間通してゴツプロ!の舞台に取り組んでいける喜びを知りました。
もちろん大変なことだけど、この歳になっても新たなことに挑戦し続けていくこと、知らない世界に触れること、味わったことない緊張を味わい、高揚すること。

おじさん達は進化してます。

いろんな出会いから、新たな発見と未知の世界が広がる。
その小さな出会いが大きな可能性を生む。

先日はそんな小さな出会いから生まれた、素敵な機会がありました。

思い返しただけで手に汗が…
あの緊張感を思い出す。

今年はそこまで緊張しなかったけど、やはりここは僕らにとって特別な場所です。
民謡と出会わせてもらったのも、師匠の伊藤多喜雄さんと繋いで頂いたのも師匠、小山豊氏。
ゴツプロ!を語る上で決して忘れてはいけない偉大な人。いつも本当にありがとうございます。

ここからはじまった我らの一芸。
一芸というと軽く聞こえてしまうかもだけど、毎年舞台に一つの芸を取り入れることで、僕らの視野は広くなり、年間通してゴツプロ!の舞台に取り組んでいける喜びを知りました。もちろん大変なことだけど、この歳になっても新たなことに挑戦し続けていくこと、知らない世界に触れること、味わったことない緊張を味わい、高揚すること。

おじさん達は進化してます。

いろんな出会いから、新たな発見と未知の世界が広がる。その小さな出会いが大きな可能性を生む。

先日はそんな小さな出会いから生まれた、素敵な機会がありました。

東京は下北沢、我々の行きつけ「ホルモン劇場den」、ここでなんと…
8月にチラシ撮影でお邪魔した北海道江差町の特別なお二人。
観光課の尾山さん、そして江差町長の照井さん!
お二人が上京され、お食事会を開かせてもらいました。
お二人ともお忙しい中、時間を作って頂き、とても貴重な話を聞かせてもらい、楽しい時間でした。
まあ、お二人とも熱い。
パワーが半端ない。
だから結果…楽しい(笑)

江差町を舞台に繰り広げる第五回公演『狭間の轍』。
その町の町長さんと東京で時間を共にする。
こんなことって素敵すぎる。

東京は下北沢、我々の行きつけ「ホルモン劇場den」、ここでなんと…
8月にチラシ撮影でお邪魔した北海道江差町の特別なお二人。観光課の尾山さん、そして江差町長の照井さん!お二人が上京され、お食事会を開かせてもらいました。
お二人ともお忙しい中、時間を作って頂き、とても貴重な話を聞かせてもらい、楽しい時間でした。
まあ、お二人とも熱い。
パワーが半端ない。
だから結果…楽しい(笑)

江差町を舞台に繰り広げる第五回公演『狭間の轍』。
その町の町長さんと東京で時間を共にする。
こんなことって素敵すぎる。

一つのことに集中できなかったら…
一つのことに拘ってなかったら…
一つの出会いを大切にしなかったら…
一つのチャンスを生かせなかったら…

こんなにも一期一会に感謝できる毎日はなかったかも知れない?!

ここでまた言わせてもらいます。
ゴツプロ!持ってるんです(笑)
持ってるツキをさらに呼び込んで、これからも邁進していきます!

来月は頭からビックイベント「ゴツフェス!」です。
その報告も兼ねて、今年最後の『月刊ゴツプロ!』は稽古場からお送りできればと思います。

さあ、いよいよですよ!

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

10月号 『一気に動き出す!』

【一気に動き出す!】

みなさんこんにちは。
お元気にお過ごしですか?
今年も残すとこあと2ヶ月。
いよいよゴツモード投入ですよ(笑)

まずは今月はじめ、主宰の塚原大助含め、濱谷康幸、かなやす慶行も所属しております姉妹劇団
『ふくふくや』公演【こどものおばさん】にご来場頂きましたお客様、本当にありがとうございました。
竹田新の真骨頂、笑いながら泣き、泣きながら笑う人情劇!
お楽しみ頂けましたでしょうか?

公演は追加公演も含め満員御礼にて終演しました。

そして、ふくふくや!が終わればいよいよですね!
【狭間の轍】まずはビジュアル公開!そして25日からはチケットの先行発売がはじまりました。
一般のチケット発売開始は11月11日AM11時スタートとなっております。
皆様のご予約を心よりお待ちしております。

遂に公開されたビジュアル!
1日も早くお見せしたかった拘りのチラシ!
またまた今回も手前味噌ではありますが、最高のチラシが完成です。
この「月刊ゴツプロ!」でも、何度も書いてきたチラシへの拘り。
チラシは公演の言わば〈顔〉チラシを見ればどれくらいの本気度か分かる!と言っても過言ではありません。

そんな公演チラシ。
最近、ゴツプロ!を知ったと言う方もいらっしゃると思いますので、ここで過去公演を振り返ってみたいと思います!

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旗揚げ公演【最高のおもてなし!】
第二回公演【キャバレーの男たち】
第三回公演【三の糸】
第四回公演【阿波の音】

そして…記念すべき第5回公演【狭間の轍】

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どうですか?!
個人的には今回が一番男臭い気がします。
表面にはワンちゃんも特別出演!なかなか良い味を出してくれています。
これが、北海道は江差です。
8月にみんなで行った江差。
広い空に海、断崖絶壁の岩肌。全てが広大なスケール感。
このビジュアルに負けないよう、熱く熱く、素敵な作品になるよう精進していきます。

そんな僕たちは公演に向け、一気に加速します。

今月17日はなんと、民謡を初めて人前で披露させて頂きました。
いやー、緊張した。
心臓が口から出るかと思った。
毎回そうですが、習い事を初めて人前でやる時ってほんと緊張します。
【三の糸】の時の津軽三味線。
【阿波の音】での阿波おどり。
しかも、例えば三味線は、右手で一の糸、二の糸、三の糸を叩き分けられるようになったとか、
左手がだんだんと動くようになったとか、上達の過程がわかりやすいんです。
それは阿波おどりも一緒で、リズムが体に馴染んできて、コツを掴んでいけたり、だんだんと踊っていて
アレンジできるようになったりと、こちらもなんとなく練習の成果が目に見えて分かるのですが、いやー民謡は本当に難しい。
自分たちが歌っているものが合っているのか?
自主練で間違えて覚えた時はどうすんだ?
みたいなね(汗)
とにかく、やってる感というか、上達感がなかなか掴めなくて。

それでも、我らが師匠、伊藤多喜雄さんの熱いご指導に毎回必死に食らいつき、励んでおるわけです。

で、今月17日です。
【民謡を旅する】と題する多喜雄さんのイベントが東中野で行われました。
ここに僕らゴツプロ!みんなで楽しく観覧に伺うつもりでおりましたら、
いきなりレッスン終わりに、「せっかくだから来られるメンバーで軽く歌ってみるかい?」なんてお言葉頂きまして。
急遽、出演させて頂いたわけです。
しかもこのイベント!フォークミュージック界の”父”と言われる、小室等さんと多喜雄さんのトーク、ミュージックイベント、
こんな偉大なお二人を前に、偉大なお二人のファンの方々の前で唄う!
そりゃ緊張しないわけがないですよ!
本番前はいつものごとく、カラオケにて猛特訓です。

で、今月17日です。
【民謡を旅する】と題する多喜雄さんのイベントが東中野で行われました。
ここに僕らゴツプロ!みんなで楽しく観覧に伺うつもりでおりましたら、
いきなりレッスン終わりに、「せっかくだから来られるメンバーで軽く歌ってみるかい?」なんてお言葉頂きまして。
急遽、出演させて頂いたわけです。
しかもこのイベント!
フォークミュージック界の”父”と言われる、小室等さんと多喜雄さんのトーク、ミュージックイベント、
こんな偉大なお二人を前に、偉大なお二人のファンの方々の前で唄う!
そりゃ緊張しないわけがないですよ!
本番前はいつものごとく、カラオケにて猛特訓です。

自主練も本気です!
で、会場でのリハーサル。
ここはね、思いっきりやれましてね、気持ちよく歌えて、お ちょっといけるんじゃね!みたいなノリで迎えた本番!

※スワイプでアルバム内を移動できます。

全くイケテナイ(汗)
音が耳に入ってきませんでした(泣)
いやー、人前ってすごいね!
人前には慣れているつもりだけど、畑が違うとこうも違いますかね。
参った参ったです。
そんなこんなの僕らの初陣でございました。

しかしとても貴重な体験でした。
初めての一歩!ここからです!!

多喜雄さん、小室等さん、貴重な時間を本当にありがとうございました!

そして、先日27日は我らゴツプロ!大阪へ遠征させて頂きました。
いつも応援してくださる「大阪ゴツプロ!後援会」の皆様との交流会です。
前回までは深夜バスで行っておりましたら我々ですが、今回は時間もないということで、
贅沢に新幹線で移動させてもらいました(笑)

まず着いて驚き!

エレベーター横の大きな看板に…
(後援会、間違えてますけど(泣)そこはご愛嬌)

なんと、1フロア貸切りにて80名のご参加です!!
いやー、本当の本当に嬉しい!
だから大阪…めっちゃ好きです(笑)

16レーンを使ってのボーリング大会のスタートです。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

そして、今回客演の関口アナンも参戦してくれました!

ボーリング、15年ぶりくらいにやったけど、楽しい。
そして、負けず嫌いなおじさんたちは結構本気(笑)
ボーリング…こりゃ盛り上がるわ!!!

って、ことで12月1日の【ゴツフェス!2019】に繋がるわけです!

 今年のゴツフェス!はボーリング大会!
 お気に入りのゴツメンバーとチームを組んでボーリングで盛り上がった後は、
 表彰式と食べ放題&飲み放題の懇親会!!
 ボーリングのみ、懇親会のみの参加もOK!!マイボールの持ち込みもOK!!
 上手じゃなくても豪華商品ゲットのチャーンス!!奮ってご参加くださいー!!

●日程12月1日(日) 14:30集合

ボーリング 15:00〜16:30
懇親会 17:00〜18:40

こちら、まだお申し込みできますので、奮ってご参加ください。
詳細やお申し込みはゴツプロ!HP https://52pro.info
からお願いします!

なかなか大人数でボーリングすることもないし、みんなで運動することもないし、
はしゃぐこともないから、絶対にオススメします。
僕たちと一緒に盛り上がりましょう!

ヤスオも待ってるよ!!

大阪でのボーリング結果に密かに練習を企んでいる自分。
それくらい不甲斐なく終わってしまいました(泣)

でも楽しかったから、全ては最高なり。

たくさんの方のご参加、本当にありがとうございました!
また、色々とご尽力を頂きました、幹事の皆様本当に本当にありがとうございました!
このご恩はお芝居でお返しするしかありません。
必ずや素敵な作品を創り来年2月に戻って参ります。
その時にお会いできるのをメンバー一同心よりお待ちしております。

ボーリングの後の懇親会もほんと楽しく、カラオケも盛り上がり…

気づけば夜中。
ラストは大阪らしく、うどんにて〆させて頂きました!

翌日、二日酔いに胃もたれしていたことは言うまでもありません。

今年も遂に本格始動!!
毎年、毎年、新たな出会いと奇跡。

おじさんたちが前に進んでなければ…
新たな夢を掲げてなければ…
死ぬほど緊張するものにトライしてなければ…
何事も一生懸命じゃなかったら…

こんなにドキドキする楽しい時間を過ごすことができなかったかも知れない?!

大阪後援会の皆様のあたたかさに触れ、また大阪公演がとても楽しみになりました。

多喜雄さんのイベントにお越し頂いた方が少しでも興味を持って頂けたらいいなあ。

お芝居を見たことがない人が、どこかで僕らを知って、お芝居を見にきてくれることを願い、
これからもどんどん世の中と交流していきたいと思います。

今後ともゴツプロ!を、何卒よろしくお願い致します!

さ、11月も気張るよー!!

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

9月号 『残すとこあと3ヶ月。』

【残すとこあと3ヶ月。】

みなさんこんにちは。
やっと朝夕は涼しくなり過ごしやすくなってきましたね。
もう10月ですもんね。
早いですね。

まずは、今月はじめ台風15号の発生で千葉県を中心に甚大な被害をもたらしました。
まだまだ復旧できてない地域の方々、被害に遭われた方々…
この場をお借りして、心よりお見舞い申し上げます。
また1日も早い復旧を祈念しております。

天災は本当に怖いですね。
自分は熊本出身ですから、あの地震以来、いつ自分に起きてもおかしくないと心底思いました。
どんなに文明が発展しても、こればっかりはね。
だからこそ普段の備えも大事ですね。

さて、9月。
終わりますよ。
マジですか?!
マジですね!!
今年も残り3ヶ月ですよ。
信じられますか?!
信じられない(笑)

最近、いろいろなところで、「月刊ゴツプロ!読んでます。」なんてお声掛け頂くようになりまして、時に劇場や、SNSなどでもちょくちょく。
段々と『月刊ゴツプロ!』が認知されてきて嬉しい限りです。
さっき、以前書いたものを見返していたら、これまでに30回掲載しておりました。
今月号が31回目。
31回も書いておりましたら、前に書いた内容も忘れていたりするもんです(汗)
「この記事、前に読んだ!」なんて言わず、思わず、これからも可愛がっていただけましたら幸いです。

この9月、ゴツプロ!的には目立った動きは特にない月でございます。
みんなで集まったのも定例のゴツミーティングくらいですかね。
で、去年の9月号を読み返してみても、同じでした(笑)

それは、ゴツプロ!と姉妹劇団の『ふくふくや』の公演が行われるからなんです。

作家は竹田新、ゴツプロ!メンバーも主宰の塚原大助含め、濱谷康幸にかなやす慶行も所属しておりますから、まさに半分ゴツプロ!みたいなもんです。

そんな『劇団ふくふくや』の〔こどものおばさん〕は下北沢駅前劇場にて、10月6日まで公演しております。
好評につき、10月4日(金)14時〜追加公演が決定しました。
まだ見たことない方も、見たことある方もぜひ、劇場へ!
後悔はさせませんよ!!

まだ自分は本番を見ていないのですが、稽古場にて通し稽古を拝見しました。
ゴツプロ!メンバーの44北川と共に。

44さん途中から大号泣。
自分は泣くの恥ずかしいので(笑)なるだけコアな所を見ないようにしてました(笑)

いやー素晴らしかった。
作家、竹田新は一体どこまでゆくのやら。

ゴツプロ! を好きでいてくれて、まだふくふくやを見たことない方は特に見て欲しいです。

ゴツプロ!とはまた違う世界観ながら、〔泣きながら笑う、笑いながら泣く。感情のジェットコースター!〕を体感できると思います。

ゴツプロ!メンバー も、また違った一面を見せているので要チェックでお願いします。

さらにゲストの熊谷真実さんもとっても素敵。
あの方はまさに太陽!

真実さんといえば、今年の『阿波の音』台湾公演にも来て頂いたんです。

終演後美味しい火鍋もご一緒して、色んなお話もさせて頂きました。
とっても素敵な方です。
この方が、ふくふくやに出演して、仲間たちと一緒に芝居をしてる姿はなんとも気持ちよく、感慨深いものがあります。

本当にこの作品、作家 竹田新の真骨頂だと思いますので、ぜひご覧頂けたらと思います。

ノリに乗っている竹田新のゴツプロ!最新作も楽しみですよね。

目に見えないところでは着々といろんなことが進んでいる昨今。
どこで発表するか?!
どういう形でお知らせするか?!
この辺りも微妙なところでして…
ま、気長に待って頂けると嬉しいです。

ここで話はガラッと変わりますが…
主宰の塚原大助がレギュラー出演していた、テレビ東京系『Iターン』も終わってしまいましたね。

切ないバラード〔初恋〕が頭を巡ります。
ご覧頂いた皆様、本当にありがとうございました。

後半戦はスポットで、メンバーのかなやす慶行と佐藤正和も出演させてもらいました。

ある回は、自分(泉知束)が出演させてもらった『NEWSな2人』のすぐ後に『Iターン』が放送。

ここでもよく書いていますが、どこかで常にゴツプロ!メンバーを観れるように頑張る!
今まではその枠が舞台だったのですが、こうして映像に広がっているんです。
これって本当に嬉しいことです。
ゴツプロ!の芝居をみて、映像で起用して頂く。
これって、僕らが望んでいた最高の形です。

一つのドラマでメンバーを同時にみる。
そして、違う番組ながら、連続でゴツプロ!メンバー をみる。

ゴツプロ!を立ち上げたときに、誰もこんなことを考えてなかったと思います。

元々、僕らは一回だけのプロデュース公演のつもりで始めたユニットです。

そこから一つ一つが夢になり、形になり、今のゴツプロ!があります。
来年はいよいよ5回目。結成して5年。
めちゃくちゃ早かったこの5年。

でも、これまでの役者人生で味わったことのない感動と経験をさせてもらいました。

ですから、ここで敢えて自分たちのルーツに立ち返り、もう一度真摯に芝居に、竹田新の脚本に向き合いたいなと思っています。

ルーツって大事ですよね。
〔初心忘るべからず〕って言葉、本当に良い言葉だと思います。
はじめたときのあの新鮮さと、感動。
これをずっと維持していけたら無敵だと思います。

自分ごとで申し訳ないですが、今月自分地元熊本に帰省したんです。
9月って熊本では大祭があって、市内は街をあげて盛り上がります。
この祭りに自分3歳から出ていまして。
26歳でこの祭りを卒業して以来一度も帰っておらず、久々にこの祭り時期に里帰りしました。

秋は芝居も多いですし、それ以外も結構忙しくて、なかなか帰れずじまいで。
と、いうのは建前で…どこかでこの祭りと距離を置きたかったのかも知れません。
最近は特に阿波おどりにのぼせておりましたし(笑)

昔はそれこそ、9月に入るとなかなか寝つきが悪く、祭りの夢ばかり見ていたんです。
そんな感覚も忘れていた今年、祭りの何日か前に熊本におりますと、久しぶりに祭りの夢を見たんです。
心のどこかで興奮している自分がいました。

眠れない自分が嬉しくて、嬉しくて。

朝5時前に起きて、朝靄の中を神社に急ぎました。

※スワイプでアルバム内を移動できます。

ここで自分のルーツを確認しました。

血が騒ぎ、胸躍り、訳も分からず体が動く。
頭で考えず、自分に息づくリズムと魂。
久しぶりの感覚でした。

で、何が言いたいかと言いますと、ゴツプロ!が自分にとってそうありたいと思ったんです。
そして、そうなってきているからこそ、めちゃくちゃ色んなものがリンクしたんです。

とっても実り多き9月。

タイトル『残すとこあと3ヶ月。』
ふくふくや、が終わればノンストップでゴツプロ!公演に向かいます。
待ったなし。
ヨーイドン!!

こんな時期がなければ…
ゴツプロ!をみんなでやってなければ…
稽古場で必死に戦う仲間を見てなければ…
俺に故郷がなければ…

自分のルーツなんて考えもしなかったかも知れない?!

今月号は自分ごとですいません。
でも皆さんも自分のルーツを少し探ったら新たな自分に出会えるかも知れませんよ!!

ゴツプロ!メンバーもこれから益々頑張っていきます。
お客様に喜んで頂けるよう、最大限に頭と体を使っていきます。
どうかこれからも応援のほどよろしくお願いします。

 

 

 

つづく…

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、
マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。

泉 知束Tomochica Izumi

1994年より、日活芸術学院俳優科で演技を学ぶ。
1996年、劇団「麦」公演で役者デビュー。
2000年、演劇ユニット「Team Chica」を旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務めている。
また、2005年樽沢監督作品「月桂哀歌」で映画脚本を手掛け、俳優業だけに留まらず、マルチな才能を発揮している。
月刊ゴツプロ!の執筆を行なっている。